
アラブニュース
サウジアラビアの大臣が日曜日にリヤドで開かれた会議で、経済の多様化と食料安全保障という大きな目標に向けた一環として、サウジアラビアは漁業の地域センターの設立に向けて取り組んでいると述べた。
サウジアラビアのアブドゥッラフマン・アル・ファドリ環境・水資源・農業相は、魚の養殖を世界で最も急速に成長している食品産業の一つであるとし、政府がその発展に意欲的であると話した。
サウジ国際海洋展示会議(SIMEC)の開会式で同大臣は、「私たちはこの分野の発展に民間部門を巻き込んだ取り組みを始めました」と述べた。
国家漁業開発プログラムの責任者でもある同大臣は、漁業への投資は、湾岸諸国共通の課題である食料安全保障への取り組みとも一致すると述べた。
「私たちは、漁業のための地域センターの設立と、漁業専門のアカデミーの設立に取り組んでいます」とアル・ファドリ大臣は付け加えた。
サウジアラビア政府が取り組んでいるプロジェクトの一つに、海藻の開発がある、と大臣は述べた。
国連食糧農業機関の漁業・養殖部門担当マヌエル・バランジ氏は、サウジアラビアがこの地域で果たし得る重要な役割について強調した。
同氏は、サウジアラビアが湾岸地域の養殖業全体の49%を生産していると述べ、さらに、これを利用する「絶好の機会」であるとも付け加えた。