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メディナ:約17万1000人の巡礼者がメッカでのハッジの儀礼を完了しメディナに到着した。国営サウジ通信が23日に報じた。
ハッジ・ウムラ省の統計によると、メディナ移住センターはバスで到着した16万人以上の礼拝者を受け入れ、約8000人が陸路で「ランド巡礼者受け入れセンター」に向かい、3000人以上がハラマイン高速鉄道で移動したという。
また、数千人の巡礼者がメディナを発ちそれぞれの国へと向かった一方で、約7万4000人がメディナに留まっていることも同省の統計で明らかになった。
今年サウジアラビアは、この毎年の巡礼を国内居住者に限定せざるを得なかった新型コロナウイルス感染症に係る制限を緩和し、2年ぶりに外国人巡礼者を迎え、最大100万人にハッジを行うことを許可した。
同時に、メディナ当局のボランティアの男女63人が「預言者のモスク」への訪問者に対し、日差しから守るため傘の配布を続けている。
多くの巡礼者は滞在中、「預言者のモスク」の近くにある「預言者の伝記とイスラム文明の国際展示・博物館」を訪れた。
24時間開館しているこの博物館では、さまざまな言語で表示された展示やインタラクティブなスクリーンを通じて、預言者ムハンマドについて紹介している。二聖モスクの貴重な品々や古代の遺物を展示するホールもある。