


リヤド: BIE調査団のメンバーらは3月10日、マージド・アル・カサビー商業大臣と会談し、2030年万国博覧会のサウジアラビアへの招致について協議を行った。
BIE調査団はまたアフメド・アル・カティーブ観光大臣とも会談。同大臣は2030リヤド万博の彼が言うところの「最もインパクトのある会場と来場者の足跡」について政府の青写真を示した。
「持続可能な観光セクターの開発と、サウジアラビアとリヤドを世界でも特に重要な観光地のひとつにするという有望なプロジェクトを実現する取り組みは順調に進んでいます。我々の計画は、2030年までに1億人の旅行者を呼び込むという国のビジョンの達成に貢献するものです」と同大臣は説明。
2030年のリヤド万博に対する同国の強い決意を確認し、最多の観光客を受け入れる準備ができていると主張した。
同国は初めて外国人観光客に門戸を開いて以来、ホスピタリティ産業に根本的な変化が訪れており、世界の旅行者にとって魅力的な国となっている。
調査団はその後、ディルイーヤ・ゲート開発局を訪問し、ジェリー・インゼリーロCEOから開発計画について説明を受けた後、トゥライフ地区とブジャイリ地区を視察した。
最後に行われた夕食会では、サウジアラビアの経済の多様化と、非石油部門のシェア拡大およびGDP貢献度向上に向けた取り組みについて、ファイサル・アル・イブラヒム経済・計画相が強調した。
「サウジアラビアの経済の多様化を図る上で、リヤドはさまざまな戦略分野の大規模多国籍企業の地域拠点として重要な役割を担っている」とアル・イブラヒム経済・計画相は述べた。
サウジアラビアにとって観光の促進は、経済の多様化を促進させるカギとなる。同国が観光ビザの発給を開始し世界に門戸を開いて以来、世界中から古代の歴史や印象的な風景、ホスピタリティを求めて観光客が来訪した。サウジアラビアは昨年、6700万人の訪問者を受け入れた。
2030年にリヤドで開催される万博の開催予定日は、その時期のリヤドの好天候を考慮して、2030年10月1日から2031年3月31日までとなっている。