• サウジアラビアは2030年万博を成功させるために必要な「すべて」を持っていると万博事務局長は述べた

アラブニュース

リヤド：コスタリカは、2030年国際博覧会（万博）のサウジアラビア・リヤドでの開催を支持すると明らかにした。

コスタリカのロドリゴ・チャベス大統領は、自国の決定を発表する中で、中東における戦略的パートナーとしてのサウジアラビアとの関係の重要性を再確認し、両国間で経済、貿易、投資協力が拡大する見込みであることを評価した。

「ロドリゴ・チャベス大統領は、2030年万博の開催国としてサウジアラビアをコスタリカは公式に支持すると発表した。この発表は、サウジアラビアの投資家代表団との会合においてなされた」と、コスタリカ外務省はソーシャルメディアへの投稿で述べた。

この発表は、サウジアラビアのバドル・アル・バドル副投資相が率いる同国の公式貿易・投資代表団のコスタリカ訪問中に行われた。

アル・バドル副投資相は、交通インフラプロジェクト、医療観光、海水淡水化プロジェクトの分野における投資の可能性を探った。代表団はまた、さらなる成長と投資機会を創出するためには、コスタリカの官民セクターとの相乗効果を生み出すことが重要であるとの見方を表明した。

サウジアラビアは、コスタリカの中東における主要な貿易相手国である。両国間の貿易総額は、2022年には1億300万ドル（約137億円）に達している。

コスタリカのアルノルド・アンドレ外相は、サウジアラビアの代表団の訪問は「両国の間の友好の発展と強固な関係の証し」であると強調した。

サウジアラビアの、最も歴史があり大規模な国際イベントの1つである万博を首都リヤドに誘致しようとする努力は、他の候補地であるオデッサ、ローマ、釜山に対しても優位性があるとして、高い支持を得ている。

万博を主催する博覧会国際事務局（BIE）のチームは、調査目的でサウジアラビアを最近訪問し、詳細なプレゼンテーションや万博予定地の視察、開催提案のさまざまな関係者との会談などを行った。

BIEのディミトリ・ケルケンツェス事務局長は、5日間の訪問の最後に、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子にも面会し、2030年万博を成功させるために必要な「すべて」をサウジアラビアは持っていると述べた。

「私たちは、国家の最上層部である皇太子殿下から政府まで、私たちが会って話したサウジアラビアのすべての大臣やメンバーから、このプロジェクトが信じられないほど強力な支援を得ていることを見てきました」と同事務局長は語っている。

1851年から開催されている万国博覧会は、最新の成果や技術を紹介し、人類を結びつける文化的価値を称揚する世界最大のプラットフォームである。