
東京:任天堂は木曜日、冗談で「銃を持ったポケモン」と名付けられたビデオゲームの開発会社を特許侵害で訴えたと発表した。
任天堂とポケモン社は、1月にプロトタイプがリリースされてから急速に広まったゲーム「Palworld」の開発元である、日本に拠点を置くスタジオ、ポケットペア社を訴えている。
「Palworld」は、武器を振り回すプレイヤーの分身や、任天堂の大人気ゲーム「ポケモン」シリーズのキャラクターに似たモンスターが登場するゲームで、わずか3日間で500万本以上を売り上げた。
任天堂の声明によると、両社は水曜日に「ポケットペア社を相手取り、東京地方裁判所に特許侵害訴訟を提起した」という。
「本訴訟は、パルワールドが複数の特許権を侵害しているという理由で、侵害行為の差し止めと損害賠償を求めるものである」と述べている。
声明では、損害賠償の金額は明示されていない。
任天堂は、長年かけて築き上げてきたものを守るために、「知的財産権の侵害に対しては、必要な措置を講じる」と付け加えた。
「Palworld」は現在も開発中だが、オンラインプラットフォーム「Steam」では、米国の顧客向けに「アーリーアクセス版」が29.99ドルで提供されている。
「戦い、農場を営み、建造し、そして『パル』と呼ばれる不思議な生き物たちと一緒に働こう!この全く新しいマルチプレイヤー、オープンワールドのサバイバル&クラフトゲームで!」と説明されている。
ゲームの初期レビューは概ね好評だったが、多くの人が「パル」がポケモンに酷似していると指摘し、評論家やユーザーは「銃を持ったポケモン」と揶揄した。
「ほとんどの人は、私も含めて、このゲームがミームになるだろうと思っていた」と、ゲーム開発会社Pirate SoftwareのアカウントはSteamに投稿されたレビューで述べている。
「実際には、非常に細部まで作り込まれており、最適化も極めてよく、非常に魅力的だ」
AFPはPocketpairにコメントを求めた。
ポケモンは、1996年に任天堂のゲームボーイ用ロールプレイングゲームとして発売されて以来、世界的なヒットとなっている。
「ポケモンをすべて捕まえろ」というキャッチフレーズで知られるこのフランチャイズには、映画や大人気のテレビアニメシリーズもある。
AFP