
アラブニュース
ドバイ:12月14日(月)、ドバイが国内のタイムシェア業界を監督する新たな規制の導入を発表した。
タイムシェアとは、投資家グループが共同で一つの不動産施設を所有する所有形態のことで、各オーナーにはそのユニットを使用できる一定期間が割り当てられる。通常、長期休暇向けの場所やリゾート地がターゲットとなる。
この新たな法令は「ドバイの観光業および不動産部門の成長をさらに刺激し、バ ケーションオーナーシップ(タイムシェア)部門を活性化させ、観光客や訪問者のための適切な滞在場所を提供し、業界のすべての関係者の権利を守ることを目的とする」とアラブ首長国連邦の国営通信社WAMが12月14日(月)に報道した。
その法令によると、タイムシェア業界は今後ドバイ政府観光・商務局(ドバイ観光局)によって監督されることになる。同局は国内のタイムシェアの居住ユニットのデータベースを管理し、タイムシェア業界が国際的ベストブラクティスに準拠するよう確認していく。
さらにドバイ観光局はタイムシェアの契約についても取り締まり、必要な許可や認可を受けずにドバイでタイムシェアを営む個人や業者に対する不満や苦情に対処していく。
ドバイにおけるタイムシェア業務の認可は毎年更新され、先の発表によると、国内のすべてのタイムシェア運営者は6ヶ月以内にこの新たな法律に準拠する体制を整えることになっている。