

東京:新宿亭赤坂店は、ハラルすき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉、ラーメンなど、伝統的な料理の数々を提供し、楽しい日本食体験を提供する日本料理店だ。同店の自慢は、抜群の味と品質で知られる知床産のハラル認証A5和牛を使用していることだ。
「もともとは日本人のための日本食レストランを経営していました。しかし、ムスリムの友人と食事に出かけたとき、日本食レストランの選択肢が少なかったのです」と、同店のPRマネージャー、田中敬人氏はアラブニュース・ジャパンに語った。「ハラルレストランでも、商品によってはハラルでないものもあり、ムスリムの友人たちは祈る場所がなくて困っていました。そこで、ムスリムの友人たちに100%ハラルなレストランでの食事を楽しんでもらいたいと思い、自分で100%ハラルな日本食レストランをオープンすることにしました」
「コンセプトは、日本に来たときに最も思い出に残る体験を提供すること。料理の味や見た目だけでなく、日本人が大切にしている『おもてなしの心』や『和を尊ぶ心』を提供することでしか実現できないと信じています」と付け加えた。
レストランをオープンするにあたっての苦労について、田中氏はこう語った: 「開店資金を集めること、日本食のハラール食材を探すこと、ハラール食材だけで日本の伝統的な味を再現すること、一緒に働く仲間を集めること等々。大変なこともたくさんありましたが、皆さんに素晴らしいと言われるレストランをオープンすることができて感激しています 」と語った。
田中氏は、客からの反応や感想が好意的で、特にイスラム教徒の観光客から好評だと述べた。
広報担当者は、このレストランが日本中の観光地に拡大する予定であることを述べた。「また、祈祷室の設置を推進し、人々が祈る場所に困らない世の中にしたい」という。