
岸田文雄首相は6日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談した。同国とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの情勢に関し、岸田氏は「事態の沈静化や国際人道法を含む国際法の順守が重要だ」と指摘。民間人の被害を最小限にとどめるよう促した。
また、ハマスのテロ攻撃を非難。イスラエルとパレスチナが平和的に共存する「二国家解決」を支持する立場も強調した。ハマスと連帯するイエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で商船を相次いで襲撃していることについて、両首脳は懸念を共有した。
ガザで10月に戦闘が始まって以降、岸田、ネタニヤフ両氏の協議は初めて。岸田氏は今月1日、イスラエルのヘルツォグ大統領とアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで会談した。
時事通信