


東京:東京都は新宿区にある象徴的な本庁舎を背景として、新たなプロジェクションマッピング作品の上映を開始した。
映像を投影するキャンバスとして本庁舎ビルの外壁1万3905㎡を活用するこの取り組みは、最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示として記録を立てた。
今回、新しいプログラムとしてベルギー出身の3DCGクリエイター、マキシム・ギスランによる「シナジー」の上映が火曜日から始まった。人間と自然の関係をテーマとして、人間の営みが自然と複雑に交錯しながら調和を図り、共生可能な明るい未来がもたらされることを描く。
都はこの新作について、「流体シミュレーションを活用したCG映像と、建物の構造を活かした繊細かつ大胆な演出により、自然の生命力や力強さを表現」していると説明している。 2024年末まで上映予定。
都庁周辺は以前、庁舎閉館後にはほとんど人通りがなかったが、現在は新しい観光スポットとなっている。特に前回人気を集めたゴジラの上映イベントでは、1日に約1万人が訪れ、上映後3ヶ月あまりで22万人を集客した。
5月3日より、キッチンカーやテントでビール等が提供されており、ナイトライフを楽しむことができる。また、元日の能登半島地震で大きな被害を受けた被災県の物産販売などにも力を入れている。