
4日に発表されたデータによると、オミクロン株の広がりによって記録的な感染者数が確認され、医療提供体制に負担がかかる中、日本の新型コロナ重症者は4か月ぶりに1000人を超えた。
厚生労働省は、重症者が前日から131人増えて1042人となり、デルタ株による第5波で感染者数が急増した昨年9月以来の高い数字となったと発表した。
日本の3日の新規感染者数は9万6748人だった。現在、人々の間で爆発的に広がったオミクロン株の感染拡大を鈍化させるための規制措置がほとんどの地域に適用されている。日本では、ワクチンのブースター接種を受けた人の割合が人口の5%未満となっている。
フジニュースネットワーク(FNN)は3日、日本政府が首都東京を含む13の地域に適用されている規制措置を2週間延長することを検討していると報じた。
東京都は3日に感染状況の警戒レベルを「最高」に引き上げた。東京都はまた、緊急事態宣言を国に要請する基準を改定した。
東京都は、重症者用病床の使用率か酸素投与を必要とする入院患者の割合のどちらかが3割から4割に達した場合、また、新規感染者数の7日間平均が2万4000人に達した場合に緊急事態宣言を要請するとしている。
ロイター