
アル・ムッカラー:金曜日、米英の戦闘機がイエメンの複数の都市にあるフーシ派の標的に対して一連の空爆を行った。これは、フーシ派による船舶への攻撃への対応として行われた民兵に対する軍事作戦の最新の一環である。
フーシ派が運営するアル=マシラTVは、「侵略」機がサヌアのアル=サワラ地区(中央都市ダマルの南100キロ)に4回、ホデイダ空港とホデイダ西部のアル=カティーブ地区に7回の空爆を行ったと伝えた。
ソーシャルメディアに投稿された写真や動画には、サヌアとホデイダから立ち上る大きな煙の塊が映っている。
地元メディアは、空爆の標的はサヌアのフーシ派のアル=サエナ基地、ホデイダのアル=カティーブ海軍基地、ダマルの軍事基地であったと伝えている。
ニュースサイト「アデン・アル=ガド」は、中部アル=バイダ州ムカイラス地域の拠点に対して3回の空爆があったと報じている。一方、南部ダール州の住民は、3発のミサイルが上空を飛び、アラビア海方面に向かって飛んでいくのを目撃したと報告している。
この攻撃は、サヌアやその他の地域で数千人のフーシ派の支持者がパレスチナとレバノンの人々との連帯とイスラエルの戦争への反対を表明し、イスラエルによるヒズボラのハッサン・ナスララ指導者の暗殺を非難するために街頭に集まった際に発生した。
フーシ派のハシェム・シャラフ・アル=ディーン報道官は、空爆を非難し、米英両国による「自暴自棄な試み」であると述べた。その狙いは、ガザ地区のパレスチナ人を支援する武装組織による船舶への攻撃や、イスラエルに対するミサイルや無人機攻撃を終わらせるよう、武装組織に圧力をかけることにあるというのだ。
1月以来、米国と英国の軍は、フーシ派が占拠するイエメンのサヌア、ホデイダ、タイズなどの地域に対して、無人機やミサイル発射装置、貯蔵施設、弾薬庫などを標的とした空爆を繰り返し行っている。
今回の空爆は、この1週間で紅海の船舶に対するフーシ派の攻撃が相次いでいたことを受けてのものだ。
日曜日には、土曜日にフーシ派がイスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したことを受け、イスラエルの戦闘機がホデイダの港、発電所、燃料タンクを攻撃した。