
AFP通信、テヘラン
ハサン・ロウハニ大統領は、まずはアメリカが「不当な」制裁を解除することを条件に、イランが核協議の席に着く準備がまだあると述べた。
“ハサン・ロウハニは、イランが協議に復帰するには、アメリカの制裁解除が必要であるという要求を長らく続けてきた。
ハサン・ロウハニ大統領は、まずはアメリカが「不当な」制裁を解除することを条件に、イランが核協議の席に着く準備がまだあると述べた。
「アメリカに制裁を中止する用意があるのなら、我々としては5 + 1ヵ国の首脳レベルでも、話し合いや交渉を行う準備がある」とロウハニは国営テレビの生放送で発言しました。
ロウハニは、2015年の核合意に参加した、国連安保理の拒否権を持つ5つの常任理事国にドイツを加えた、いわゆるP5 + 1の仲介のもとでイランが協議に復帰に復帰するには、アメリカの制裁解除が必要であるという要求を長らく続けてきた。
「我々は制裁下にある。この状況は…、シオニストとこの地域の保守派の誘発によるもの(が原因)だ」とイスラエルとサウジアラビアのことに触れた。
「この状況は…、ホワイトハウスの残酷な仕打ちによるものだ。我々としては、そんな制裁者たちに抵抗し、耐え忍ぶより他に方法がない。だが同時に、交渉の窓口を閉ざしてはいない」とロウハニは言っている。
「私はイラン国民にこう伝えておく。アメリカが間違った、残酷で、不当で、不適切、テロリストのような制裁を解除し、中止するならば、すぐにでも5 + 1の首脳と会談し、問題は解決されるのだ。」
2015年の画期的な合意により、イランは核計画の制限と引き換えに、経済制裁が緩和されることになった。
昨年5月にアメリカのドナルド・トランプ大統領が一方的に合意から離脱しイランへの制裁を再開したため、合意は崩壊の危機に直面していた。
正式名称、包括的共同作業計画(JCPOA:Joint Comprehensive Plan of Action)は、イギリス、中国、フランス、ロシア、アメリカにドイツを加えた国々の間で合意に達したものだ。
アメリカの離脱から12ヵ月が経つと、イランはまだ合意への足並みを乱していない参加者から譲歩を引き出すことを期待し、合意のコミットメントを減らすようになった。
コミットメントのもっとも新しい後退の動きとしては先月、テヘラン南部にあるフォルド地下工場において、技術者が操業停止していた濃縮分離器に六フッ化ウランガスを注入している。