
ニコシア:ヨルダンのアブドッラー2世国王陛下が17日、キプロスを公式訪問し、ニコス・アナスタシアディス大統領と会談し、その中で複数の2国間協定が結ばれたと当局が発表した。
合意内容には、二重課税や逃亡犯の引き渡しといった問題も含まれるという。
軍による栄誉礼が行われた後、アナスタシアディス大統領とアブドッラー国王は私的な会談を行い、贈り物を交換した。
「アナスタシアディス大統領はキプロス共和国の最も栄誉ある勲章を、アブドッラー2世国王陛下はヨルダンの最高位勲章を互いに授与し合いました」とキプロス大統領府は伝えた。
両首脳は2国間関係や地域の発展、また気候変動や新型コロナ対策について協議を行った。
アブドッラー国王はまた、国連が支援するキプロス再統一に向けた協議を再開する取り組みや、キプロス沖での石油と天然ガスの探査を巡りトルコがキプロス政府にもたらしている問題点について説明を受けた。
ヨルダンはエネルギー分野での共通利害に基づき、エジプトやギリシャ、イスラエルを含む急成長を続ける地域連盟に参加している。
AFP