




アラブニュース
リヤド:イエメンにおける正当性回復のための連合軍は日曜日、ジェッダにあるアラムコの石油配送基地を狙ったフーシ派の敵対的攻撃により発生した小規模火災は鎮圧されたと発表した。
配送基地のタンクから火災が発生したが、死傷者は報告されていないと連合軍が述べた。
フーシ派の敵対的な攻撃は、平和を達成しイエメンの人々の苦しみを終わらせるための努力をフーシ派が拒否していることを裏付けるものだと、同連合軍が述べた。
ジェッダでの攻撃が行われたのは、土曜日と日曜日に王国内の複数の標的に対してミサイルとドローンによる攻撃が行われ、すべて阻止された数時間後のことである。
アル・シャキークにある海水淡水化プラント、石油会社アラムコが運営するジーザーンの施設、ダーラン・アル・ジャヌーブにある発電所、ハミース・ムシャイトの給油所、ヤンブーにあるアラムコ石油基地の液化天然ガス(LNG)施設が、すべてフーシ派武装勢力の標的となった。
また、土曜日の夕方以降、ジーザーンを標的とした弾道ミサイル、南部地域を標的としたドローン4機、ハミース・ムシャイトを標的としたドローン1機、民間施設を標的としたドローン3機が迎撃された。
フーシ派の攻撃は、GCC(湾岸協力理事会)が主催するイエメン諸派間の和平会談に先立って行われた。会談にはフーシ派は出席しないと発表している。同会談は3月29日からリヤドで開催される予定である。
UAE、クウェート、カタール、イスラム協力機構、アラブ連盟、湾岸協力理事会、ヨルダン、パキスタンは、今回のフーシ派による王国への攻撃を非難した。
エジプトもこの攻撃を非難し、王国の安全を守るために取られた措置への支持を表明した。
サウジ通信社がツイッターに投稿した動画や画像では、ハミース・ムシャイトの施設で建物や車が破損している様子が映し出されている。
連合軍は、フーシ派が今回攻撃を拡大させたのは、GCCがリヤドで和平会談を主催したことへの反応であると述べた。また、連合軍が和平会談を成功させるための湾岸諸国の取り組みを支持し、フーシ派はそれを失敗させようとしていると付け加えた。
米国国家安全保障担当補佐官のジェイク・サリバン氏は日曜日、米国はサウジアラビアの民間インフラ設備に対するフーシ派の攻撃を非難し、フーシ派に国連と協力し紛争を緩和するよう呼びかけたと述べた。
親イランのフーシ派民兵組織は、しばしばサウジアラビアの空港や石油施設を標的にしており、UAEにある施設も攻撃してきた。