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日本のアニメ作品を紹介するアブダビの展示会

この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
この展示会はアブダビ文化財団で来年1月22日まで開催中。(ANJ)
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16 Nov 2023 06:11:50 GMT9
16 Nov 2023 06:11:50 GMT9

アミン・アッバス

アブダビ:来年1月22日までアブダビで開催中の第3回Comic Crazeエキシビションでは、アラビア語への吹き替えが行われた日本のアニメ作品が特集されている。

この展示会はアラブ首長国連邦(UAE)のアーティスト49名をフィーチャーし、風刺、喜劇、批評といった要素に富んだカートゥーン作品の創造の創意工夫に光を当てたものとなっている。

才能溢れる参加アーティストたちは自らのアートを使って、人間やその社会的行動の矛盾、現代生活の複雑さを観察し、批評している。

(ANJ)

会場を訪れた人々は、現代の地域文化にインスパイアされた新キャラクターや主人公たちに出会える。Comic Crazeには、懐かしいアニメのテーマソングが流れるスクリーンや、キャラクターフィギュア、アニメにちなんだ小道具が用意されたフォトブースなど、インタラクティブ性もある。

文化財団のコミュニティプログラムユニット部長を務めるスマッヤ・アル・スワイディ氏はアラブニュース・ジャパンに対し、今年のComic Crazeに向けてコミックのキュレーションを行った際の逸話や直面した課題について語った。「Comic Craze Vol. 3の当初のアイデアとしては、アラブ世界のコミック本の歴史を特集し、特に人気の高い、長年続くコミック誌を目玉にするつもりでした」アル・スワイディ氏はそう話す。

「しかし、アラブ世界はコミック関連のコンテンツが少ないため、UAEのアーティスト制作によるアラビア語に吹き替えられた有名な日本のアニメ作品(1970年代後半から1990年代後半にかけての作品)を扱う特別作品セクションを追加し、彼らアーティストたちの素晴らしい才能に光を当て、私たちが見て育ってきた素晴らしい作品たちにふさわしいトリビュートを、新たな世代に提示することに決めました」

(ANJ)

アル・スワイディ氏によると、この展示会を訪れる人の大半は30歳以上で、子ども時代を追体験したい人たちだという。「皆さんアラビア語に吹き替えられた有名な日本のアニメシリーズのアートワークによって昔の様々な素晴らしい記憶を思い出して感動し、それを子どもたちに伝えていました。これは多くの世代をひとつにするものであり、永遠に生き続ける曲やシーンに対する愛を共有する場になっています」アル・スワイディ氏はそう語った。

UAEのアーティスト、アブドゥラ・アル・マンソーリ氏はアラブニュース・ジャパンの独占インタビューで、今回の展示会への参加について、次のように語った。「仲間たちとこの展示会に参加したミレニアル世代の1人として、自分たちが見て育ってきたアニメやカートゥーンが素敵な過去の思い出を辿る道として、私たちの目を通じて表現されていると思います」

アル・マンソーリ氏は、1980年代にアラビア語に吹き替えられたアイコニックなアニメ、『超電磁ロボ コン・バトラーV』を独自のスタイルで描いている。

(ANJ)

また、アル・マンソーリ氏は自身でワークショップの開催も行った。「私の担当はアニメの1シーンを作ることでした。夏のワークショップに向けて、参加を申し込んだ人たちの年齢を考慮しつつ、スケジュールと素材を準備しました。教えるという経験は初めてのことでしたが、楽しかったです」アル・マンソーリ氏はそう語った。

「ワークショップの参加者も素晴らしい人たちでした。皆さん学ぶこと、作ることに対して熱心で、私のフィードバックに対してとても素直に耳を傾けてくれました。彼らの熱意と創造性にとても感銘を受けました。その日は、スケッチやデジタルペインティングなど、様々なアートの手法を学びました。生徒の皆さんには、ここで学んだメソッドや手法、様々な便利な方法を使って色を塗ることができる、アート作品を渡しました」

「ワークショップを通じて生徒さんたちの進歩が見られてとても嬉しかったです。皆さん多くのことを学んでアーティストとして成長したので、今後も美しい作品を作り続けていってくれると確信しています。アブダビ文化財団でアートワークショップを開けたことは、全体として素晴らしい体験でした。私のアートへの愛を他の人たちと共有できる素晴らしい機会だったので、そんな機会を頂けたことにとても感謝しています」アル・マンソーリ氏はそう締めくくった。

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