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パレスチナ人詩人の名、死後1か月を経て日本語翻訳により蘇る

アラリール氏はガザ・イスラム大学の英文学教授で、他のテーマと並んでシェークスピアについても講義していた。(X/@itranslate123)
アラリール氏はガザ・イスラム大学の英文学教授で、他のテーマと並んでシェークスピアについても講義していた。(X/@itranslate123)
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05 Jan 2024 06:01:36 GMT9
05 Jan 2024 06:01:36 GMT9

アラブニュース・ジャパン

ドバイ:パレスチナ人の詩人、レファアト・アラリール氏は、ガザ地区の妹の家でイスラエル軍の空爆に遭い殺害された。

アラリール氏はイスラエルの占領政策に率直な意見を述べることで知られており、昨年11月には『もし私が死ななければならないのなら(If I Must Die)』という詩を書いていた。

氏の殺害後、この詩はX (旧ツイッター)上で、氏のメッセージが確実に世界中に広まるよう他言語に翻訳され、拡散した。

『もし私が死ななければならないのなら』の日本語版は、X上で2百万回以上閲覧されて多くの親パレスチナの日本人たちに共有された。

この翻訳は大学教授、山本直輝氏が詩の全体を翻訳したもので、氏はそれを日本伝統の書体を用いて投稿した。

アラリール氏はガザ・イスラム大学の英文学教授で、他のテーマと並んでシェークスピアについても講義していた。氏はまた、『私たちは数ではありません(We are not numbers)』プロジェクトの設立者の1人であった。このプロジェクトは、ガザ地区の作家たちが自分たちの経験を英語で物語るにあたり、一対一で指導する他国の指導者を仲介している。

同プロジェクトでは、若いパレスチナ人作家たちによるガザ地区での日常生活史『ガザはペンで反撃する(Gaza Writes Back)』が編纂されたほか、『ガザは沈黙しない(Gaza Unsilenced)』という書籍も発行されている。

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