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震災から12年、身元判明=3人遺体、遺族の元へ―岩手

木下さんの妹英子さん=盛岡市=は「家族が見つからずに苦労されている方々も、希望を持てるのではないか。(AFP)
木下さんの妹英子さん=盛岡市=は「家族が見つからずに苦労されている方々も、希望を持てるのではないか。(AFP)
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03 Aug 2023 12:08:13 GMT9
03 Aug 2023 12:08:13 GMT9

岩手県警は2日、県内の海中などで2011年に発見された複数の遺体について、東日本大震災の行方不明者3人と確認されたと発表した。12年余りを経て遺体を引き取った遺族は「率直にうれしい」と話した。

県警によると、3人は陸前高田市気仙町の山田ヨシ子さん=当時(83)、大槌町小鎚の佐野キネさん=当時(84)、山田町長崎の木下健さん=当時(74)。

いずれも11年3~8月に海中や陸地などで遺体の一部が見つかっていたが、今年6月にミトコンドリアDNA型鑑定の結果などから身元が特定された。

3人の遺体は今月1日までに遺族に引き渡された。気仙町で取材に応じた山田さんの甥の山田誠さん(68)は「(遺体は)出ないと思っていた。よく(沖合に)流されないでいてくれた」と語った。姪の妙子さん(74)は、遺骨を迎えた時には「お帰り。やっと帰ってこられたね」と声を掛けたという。

木下さんの妹英子さん=盛岡市=は「家族が見つからずに苦労されている方々も、希望を持てるのではないか。警察には感謝の思いでいっぱいだ」とコメントした。

震災による岩手県内の死者は4674人、行方不明者は1110人。一部のみ発見された遺体が140体あり、うち91体の身元が判明している。

時事通信

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