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ヨルダンと米軍がイスラエルに向かうドローン迎撃、イランは警告

イランがイスラエルに向けてドローンとミサイルを発射した後、エルサレム上空に物体が見える(2024年4月14日、エルサレムにて)。(ロイター)
イランがイスラエルに向けてドローンとミサイルを発射した後、エルサレム上空に物体が見える(2024年4月14日、エルサレムにて)。(ロイター)
イランのドローン。(AFP/ファイル)
イランのドローン。(AFP/ファイル)
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14 Apr 2024 08:04:15 GMT9
14 Apr 2024 08:04:15 GMT9
  • ヨルダン国境に近い、シリア南部のスワイダ県とダラア県でも、この地域の非公開基地で活動する米軍が、多数のイラン製ドローンを迎撃した、と治安筋がロイターに語った。

アンマン:ヨルダンは、イスラエルに向かうヨルダン北部と中央部を飛行する、数十機のイラン製ドローンを迎撃、イランはヨルダンに対し、イスラエルを支援しないよう警告した。

ある情報筋によれば、ドローンはヨルダン渓谷のヨルダン側の空中で墜落し、エルサレム方面に向かっていたという。

その他のドローンは、イラクとシリアの国境近くで迎撃された。詳細は不明。

ヨルダン国境に近い、シリア南部のスワイダ県とダラア県でも、この地域の非公開基地で活動する米軍が、多数のイラン製ドローンを迎撃した、とある治安筋がロイターに語った。

イランのイスラム革命防衛隊は、数十機のドローンとミサイルをイスラエルに向けて発射したと発表した。

ある情報筋によると、ヨルダンの防空部隊は、領空を侵犯するイランのドローンや航空機を迎撃し、撃墜する準備ができているという。

また、軍も厳戒態勢にあり、レーダーシステムがイラクやシリア方面からのドローンの活動を監視しているという。

一方イランは、ヨルダンが報復攻撃の際にイスラエルを支援する動きをしないか注視しており、同国が「次の標的」になるかもしれないと警告している、と軍関係者が14日に半官営のファルス通信に語った。

 

「ある情報筋は、(我々は)報復攻撃を迎撃している、ヨルダンの動きを注意深く監視している。もし(イスラエルを支援する)可能性のある動きがあれば、ヨルダンは次の標的になるだろう、と語った」とファルス通信は伝えた。

シリアに近い、同国北部の都市と、中部および南部地域の住民は、激しい空爆音を聞いた。ある治安筋によると、ヨルダン空軍は偵察飛行を強化しているという。

ヨルダンは、イランが国境を越えて攻撃した場合の予防措置として、13日夜半から領空を閉鎖した、と当局者がロイターに語った。

ヨルダン政府のムハナド・ムバイディーン報道官は「関係当局は、周辺の治安情勢を考慮し、予防的な理由から領空閉鎖を決定した」と述べた。

同報道官は、王国が非常事態を宣言したというメディアの報道を否定し、根拠のないものであり、市民の間に懸念の種はないと続けた。

ヨルダンは、イランの代理武装勢力が活動するシリアとイラクに隣接し、イスラエルとイスラエル占領下のヨルダン川西岸地区にも隣接している。そのため、イスラエルとハマスの紛争に巻き込まれることを懸念し、警戒を強めて見守ってきた。

昨年末、ヨルダンは国境警備を強化するため、パトリオット防空システムを配備するようワシントンに要請した。

国防総省によれば、地域の主要同盟国である王国への軍事援助を増額しており、何百人もの米軍が駐留し、年間を通して大規模な訓練を行っているという。

1月、シリア国境に近いヨルダン北東部で、イランに支援された武装勢力が、米軍をドローンで攻撃し、米軍兵士3人が死亡、数十人が負傷した。

イスラエルとハマスの戦争が10月に勃発して以来、米軍に対する初の致命的な攻撃であり、中東の緊張状態が、大きく悪化したことを意味する。

ロイター

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