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UAE航空業界の労働力の42%が女性:カンファレンスで語られる

UAEの民間航空会社女性機長、アイシャ・アル・マンスーリ氏。(エティハド航空)
UAEの民間航空会社女性機長、アイシャ・アル・マンスーリ氏。(エティハド航空)
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11 May 2023 03:05:07 GMT9
11 May 2023 03:05:07 GMT9
  • 進歩はしているものの、業界におけるジェンダーギャップは依然として大きく、この問題に対処するためには効果的な戦略が必要と、 シェイカ・モザ・ビント・マルワン・アル・マクトゥーム氏は代表出席者らに話した。
  • ドバイで開催されたWomen in Aviationカンファレンスで、航空業界における女性のキャリアの選択肢はパイロット以外にもたくさんあり、また、ボーイングのような企業がジェンダー平等の推進に取り組んでいるという話が語られた。

ドバイ:現在、UAEの航空業界では約27,000人の女性が働いており、その数は同業界の労働力の42%に相当すると、国営通信WAMが水曜に報じた。

ウーマン・イン・アヴィエーション(Women in Aviation)の中東支部長メルバト・スルタン氏は、同業界で働く女性の数が増えている要因について、この分野でのキャリアに関心を持つ女性たちが積極的かつ建設的に関与していることを挙げた。

スルタン氏はドバイで開催されたWomen in Aviationの10周年記念カンファレンスで講演を行い、次のように述べた:「国を作りたいのであれば、まず世代を作る必要があります。社会をより良くするためには、女性に力を与えることが不可欠です」

「そのためには、女性の教育や訓練が重要です。親や子供たちにも、航空業界での雇用機会について教育する必要があります」

スルタン氏は、すでに「女性はパイロットだけでなく、航空業界のあらゆる分野に進出しています。女性のエンジニア、航空管制官、医療・技術・法務スタッフも増えています」と指摘した。

ドバイ警察航空隊の中尉でパイロットのシェイカ・モザ・ビント・マルワン・アル・マクトゥーム氏は、カンファレンスの代表出席者らに対し、航空業界におけるジェンダーギャップは依然として大きく、この問題に対処するためには効果的な戦略が必要であると話した。

基調講演を行ったシェイカ・モザ氏は、2019年に航空業界の女性に力を与えて支援するための協会シェハナ(Shehana)を設立し、地元や地域、および海外とのパートナーシップとコラボレーションを通じてジェンダーバランスを推進していると述べた。

「UAEの女性たちは、ただ見聞きされるだけでなく、尊敬され、社会に加わっています」と、シェイカ・モザ氏は述べた。「ジェンダー平等を改善するためには、スポンサー、政府、航空業界の女性を支援する組織の協力が必要です」

ボーイング中東・トルコ・アフリカ地区社長のクルジト・S・ガタ・アウラ氏は次のように述べた:「ボーイングはUAEにおいて、職場のジェンダー平等を支援するための措置を講じてきました」

「当社は2022年12月に、UAEの民間企業15社と連名で誓約書に署名し、2025年までに指導的役割を務める女性の割合を30%まで増やすことによって、UAEの労働力におけるジェンダー平等の進展を加速させることを約束しました」

「この誓約は、我々が取り組みを強化し、ジェンダーバランスの課題解決に向けたUAEの対応と歩調を合わせるための、重要な機会となりました」

ボーイング社の従業員に占める女性の割合は、雇用と定着に向けた取り組みの強化により、世界全体で24.6%まで増加したと、ガタ・アウラ氏は述べた。

カンファレンス中、多くの成功者や影響力を発揮した人物がその功績を称えられた。その中でも、ドバイ航空エンジニアリングプロジェクトCEOのスザンヌ・アル・アナニ氏には、「Women in Aviation革新的リーダー賞」が贈られた。

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