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キプロス、新たな密入国工作で2人を逮捕

2021年2月5日、首都ニコシア郊外のコッキノトリミティアにある難民キャンプのフェンス越しに立つ移民たち。(AP/ファイル)
2021年2月5日、首都ニコシア郊外のコッキノトリミティアにある難民キャンプのフェンス越しに立つ移民たち。(AP/ファイル)
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25 Jun 2023 01:06:34 GMT9
25 Jun 2023 01:06:34 GMT9
  • 同様の事件はこの数日で2件目となる
  • 警察の発表によると45歳と46歳の容疑者らは4日間拘留され捜査が続けられる

ニコシア:2023年6月24日、キプロス沖でゴムボートが沈没し、16人のシリア人移民が救出され、シリア人男性2人が密入国容疑で警察に拘留されたと当局が発表した。

同様の事件はこの数日で2件目となる。

警察の発表によると45歳と46歳の容疑者らは4日間拘留され、捜査が続けられる。

当局によると、6月23日にキプロス島の南東端にあり観光地アヤ・ナパに近いグレコ岬から12海里沖でボートが遭難したとの情報を受けたという。

捜索救難センターによると、ボートが浸水し沈没した後、海洋警察が乗船していた移民らを救助し、無事に岸まで移送した。

警察によると移民らの健康状態に問題はなく、首都ニコシア郊外の移民受け入れ施設に送られたという。

シリアの西約160キロメートル(100マイル)に位置するグレコ岬付近の海上で、キプロス救急隊が移民を救助したのは、2日連続の2件目である。

前日の6月22日夕方には、木製ボートに乗っていた18名と、ゴムボートに乗っていた27名の不法移民らが救助されていた。彼らも内戦で荒廃したシリアから出発していた。

東地中海諸島の合同救助調整センターは、グレコ岬沖に浮いていた男性29人、女性5人、子ども11人を陸に引き上げたと発表した。

20歳と18歳の2人がボート2隻を操船した容疑で逮捕された。

キプロス当局によると、ボートでの移民の数が急増しており、2023年1月~5月の間に、昨年比の60%増加が記録されたという。

当局によると、ボートでの移民のほとんどが、2020年以降に沈静化したとはいえ10年以上続いた内戦で荒廃したシリアのタルトゥース港から出発しているという。

キプロスは昨年、国民一人当たりの初回亡命申請者数がEU加盟国の中で最多を記録している。

AFP

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