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サウジのアーティストによる、ビデオゲームにインスパイアされた作品が世界の注目を集める

Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
Khaled Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。(提供)
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09 Mar 2021 07:03:18 GMT9
09 Mar 2021 07:03:18 GMT9
  • Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる

Aseel Bashraheel

ジッダ:Khaled Makhshoushが2016年に趣味でピクセルアートの制作を始めたとき、彼はそれを、ビデオゲームのプレイや開発への興味から生まれた、単なる創造的表現の手段だと考えた。

彼は、5年もしないうちにプロのフリーのアーティストとして身を立て、世界中の顧客から作品を求められ、パリ・ファッション・ウィークで使う作品の制作を依頼されるとは夢にも思わなかった。

「一晩でできたことではありません」と、リヤドで生まれ育った28歳のアーティストはアラブニュースに語り、以前は自分の作品をソーシャルメディアに投稿して、200~300の「いいね」をもらって喜んでいたと付け加えた。今では、ほぼ全ての投稿で海外や地元のファンから数千の「いいね」をもらっている。

「私はそのことをとてもうれしく思っています。私がアーティストではなかった頃のことを今でも覚えているので、私の作品を気に入ってもらえて光栄です」と彼は話した。

昔ながらの8ビットや16ビットのビデオゲームのような、線がギザギザしている彼の作品は、単純に見えるかもしれないが、Makshoushの説明によると、各作品が完成するまでに最長で1カ月掛かるという。だが、初めに彼が「量より質のアプローチ」を取り、作品を毎日大量に作っていた頃はそうではなかった。

「その頃、私はアートやアートの鑑賞の仕方についていろいろ勉強し始めました。焦点が移り、自分のことを自分の作品で表現できるような気がしました」と彼は話した。

「当時を振り返ると、とても単純なものだったことが分かります。しゃべり方を学んでいる子供のようでした。とても単純な自己学習(過程)で、色やさまざまな形を試しました。ですが、それはすぐに私にとって非常に個人的な経験になり、私をより成長させてくれた気がします」。ピクセルアートの基となる技術の知識が深まるにつれ、一つ一つの作品を完成させるのに掛かる時間が長くなった、と彼は付け加えた。

Makshoushの作品の多くは、地元の風景、特にリヤドの通りの再創造を含んでいる。

「自分の周りの空間と、雰囲気―光と色―の時刻による変化にいつも魅力を感じています」と彼は話した。「空間、特に現代風な場所を通して自分自身を表現するのが好きです」

彼の一番人気の作品「Early Evening」は、リヤドの街をありのままではなく、実際の街の要素に影響された、Makshoushの頭の中にある姿で描いている。

「私のオーディエンスの多くは中東を拠点としておらず、彼らの多くは、私がサイバーパンクの美的特徴を描写する未来的なものを描いていると思っていました」と彼は話した。「そのことを受け、私たちの街にある、私たちがあまり考えない独特な景色について考えました」

ピクセルアートはサウジアラビアではまだ確固とした地盤を築いていないが、Makhshoushは、多くの人々が自分の作品の美しさを楽しみ、自分の作品に強い親近感を抱いていることに驚いているという。若いアーティストたちが、彼の作品を見て、自分でピクセルアートをやってみる気になったことを伝えるために彼に連絡してきている。

だがMakhshoushをサウジのアートシーンの先駆者にしたのは、彼のビジュアルスタイルだけではない。フリーのアーティストは今でもこの国では珍しい存在だが、Makshoushによると、地元の顧客は彼の作品に以前よりも関心を示し始めているという。おそらく、彼がここ数年作品を制作した、海外の顧客の数に安心しているのだろう。

「最初のうちはいろいろなことを考えなければならず、私の付けた値段が安すぎると言う人に出会いました」と彼は話した。「(ピクセル)アートで生計を立てるというのは、まさしく未知の領域でした」

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