ラシード・ハサン
リヤド: サウジアラビアは、国内への密入国者を幇助した者に厳罰を科しており、新たな罰則には高額な罰金と禁固刑が含まれる。
3月11日付の国王令では、いかなる方法であれ、国内への密入国者または密輸業者を輸送、隠匿、援助、幇助した者は罰せられるとしている
「密入国犯罪は、組織的な犯罪集団による組織的犯行であることが多いものです」とリヤドの行政学研究所の顧問兼法学教授であるオサマ・ガネム・アル・オベイディ氏は述べた。
「また、国境を越えた犯罪でもあります。こうした犯罪は、国家の安全、健康、社会に弊害となるのは当然ですが、それに加えて国家経済にも悪影響を及ぼします」
国王令によると、容疑者は最高15年の禁固刑と100万リヤル(26万7000ドル)の罰金を科せられる可能性がある。犯罪に使用された自動車や宿泊所は、裁決要旨が公表されるまで押収され、その費用は容疑者が負う。
犯罪は検察庁が捜査し、刑罰は宣告が下されてから15日後に有効となる。
逮捕につながる情報を内務省に届けた者は、訴追を免れる。
今回の国王令は、サウジ国家の広範囲の法改革および立法改革の一環であり、サウジビジョン2030に沿ったものであると、アル・オベイディ氏はアラブニュースに語った。
「協力者の援助なしに密入国は成功し得ないため、今回の国王令は密入国を著しく削減することになるでしょう」と同氏は述べた。