• 5日、エア・アスタナの航空便がジェッダに着陸した
• カザフスタンのベリック・アリン駐サウジアラビア大使はアラブニュースに対し、航空便は水曜日と日曜日、11月以降は水曜日と土曜日に運航されると語った

リヤド：サウジアラビアとカザフスタンは、カザフのフラッグ・キャリアであるエア・アスタナが10月5日に初のサウジ直行便を就航させたことを受け、観光を含む二国間貿易を拡大する構えだ。

カザフスタンのベリック・アリン駐サウジアラビア大使は6日、アラブニュースに対し次のように語った。「そう、エア・アスタナはアルマトイからジェッダへの初の定期便を運航している。昨日（5日）から始まり、到着した航空便はジェッダにいる我が国の領事館職員らに迎えられた」

今月は水曜日と日曜日、11月以降は水曜日と土曜日に運航されるという。

「順調に行けば12月はじめからスケジュールに月曜日が追加され週3日になる」

アリン大使は、「（サウジの格安航空会社）フライナスも11月にジェッダからの航空便の就航を予定している」としたうえで次のように語る。「我々もリヤドからの直行便を就航させようと努めているところだ」

「また、国内の他の航空各社とも、両国間の航空便の運航に向けた話し合いをしている」

「これは、二国間関係をさらに深めるうえで良いことであり、両国間の観光や貿易の繁栄を促すだろう」

アリン大使は昨年12月、リヤドのカザフスタン大使館主催の「アルマトイにおける観光」と題したロードショーで講演した際にアラブニュースに対し、カザフはサウジからの入国者のビザ要件を緩和したと語った。

「2022年1～9月、カザフスタンへの観光客は増加した。2022年にサウジアラビアを訪れたカザフ国民の数も増えて2万人に達したことにも触れておきたい」

「これらの数字はまだ、観光における潜在的なパートナーシップに応えていないことは理解している。しかしながら、両国の共同努力により、観光客の増加と貿易・経済協力の構築のために好ましい条件が整いつつあると考えている」

エア・アスタナの公式声明には次のようにある。「エア・アスタナは、アルマトイからジェッダへの初の定期便を運航しました。10月は水曜日と日曜日、11月以降は水曜日と土曜日の運航となります。12月はじめからはスケジュールに月曜日が追加され週3日となる予定です」

これらの航空便は、快適なエアバスA321LR（2クラス編成、166席）により運航される。

アルマトイからジェッダまでの航空便の飛行時間は6時間50分、ジェッダからアルマトイまでは5時間45分としている。

紅海沿岸の港湾都市ジェッダは、聖地メッカへの玄関口として知られている。