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G7、AI開発者指針を策定=広島プロセスで首脳声明

声明ではAIの利用者やサービス提供者も対象とする国際指針を年内にまとめるため、作業を加速するよう関係閣僚に指示。(AFP)
声明ではAIの利用者やサービス提供者も対象とする国際指針を年内にまとめるため、作業を加速するよう関係閣僚に指示。(AFP)
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30 Oct 2023 10:10:54 GMT9
30 Oct 2023 10:10:54 GMT9

日本を含む先進7カ国(G7)は30日、文章や画像を自動で作り出す生成AI(人工知能)の国際的なルール作りを進める枠組み「広島AIプロセス」で首脳声明を出した。G7首脳は、AIの開発者が守るべき責務をまとめた国際指針とそれを具体的に示した行動規範で合意。開発者に順守するよう求めた。

同日記者会見した村井英樹官房副長官は「国際的なルール作りを大きく前に進めるもので、G7議長国としての大きな成果だ」と語った。当初予定していた首脳によるテレビ会議は、厳しい国際情勢を考慮して見送った。

開発者向けの国際指針と行動規範はそれぞれ11項目で構成される。兵器開発リスクの低減策やAIの能力に関する報告書の公表、問題発生時の報告などを要求。AIが生成したコンテンツを利用者が識別できるようにする電子透かし技術の開発も盛り込んだ。 

声明ではAIの利用者やサービス提供者も対象とする国際指針を年内にまとめるため、作業を加速するよう関係閣僚に指示。来年以降の作業計画を年末までに策定することも求めた。

G7は5月、広島市での首脳会議(広島サミット)でAIプロセスの創設に合意。AIの普及が加速する中、まずは開発者向けの対応を急いできた。年内にまとまる予定の国際指針を受け、政府は国内向けのガイドラインを策定する方針だ。

時事通信

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