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ユニクロを運営するファーストリテイリング、海外売上好調で第1四半期は大幅増益

2024年1月11日、東京の通り沿いにあるファーストリテイリングの衣料品ブランド「ユニクロ」の店舗の前を通り過ぎる歩行者たち。(AFP)
2024年1月11日、東京の通り沿いにあるファーストリテイリングの衣料品ブランド「ユニクロ」の店舗の前を通り過ぎる歩行者たち。(AFP)
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11 Jan 2024 08:01:14 GMT9
11 Jan 2024 08:01:14 GMT9

東京:ユニクロを運営する日本のファーストリテイリングは木曜日、3年連続で過去最高益を記録したのに続いて、好調な海外売上で第1四半期の営業利益が25%増になったと発表した。

11月までの3か月間の利益は、前年同期の1,171億円に対し、1,467億円(10億1,000万ドル)となった。

LSEGが調査したアナリスト5人の予想平均によると、コンセンサス予想は1,379億円であった。

ファーストリテイリングは、過去最高益となった2023年度の3,811億円に続き、4,500億円となっている通期営業利益予想を据え置いた。

同社によると、地域別では、中国本土のユニクロ事業が第1四半期に大幅な増収増益を報告した。

日本で最も裕福な人物が創業・経営している同社は、海外で積極的な成長戦略を推し進め、過去3年連続して収益の記録を更新してきた。

同社最大の海外市場である中国本土での事業は、都市全体のロックダウンを伴う厳格なゼロコロナ政策による2年あまりの低迷を経て、2023年度に息を吹き返した。

中国が低迷する一方で、ファーストリテイリングは北米で新たな取り組みを強化し、昨年の営業利益はほぼ2倍となった。同社は米国とカナダにおいて、2023年12月時点の72店舗に加え、2024年には新たに20店舗をオープンする計画だ。

ファーストリテイリングは2024年にも最高益を更新すると予想しているが、フリースジャケットやヒートテックなどの季節商品を迅速に展開することで知られる同社にとって、気候変動が障害となる可能性がある。

昨年は記録的な暑さとなり、9月から12月にかけて異常な暖かさとなったため、アナリストのマーク・チャドウィック氏は決算発表前にSmartkarmaプラットフォームのレポートで、「年度のスタートは低調だった」と書いていた。

10月にファーストリテイリングは、香港や台湾を含むグレーターチャイナで年間80店の新規出店を計画していると発表した。同社はすでに、中国本土において日本よりも多い931のユニクロ店舗を展開しており、世界第2位の経済大国で事業を展開する小売業者の先導者となっている。

ファーストリテイリングの株価は2023年に32%急騰し、基準となる日経平均株価の30%上昇を上回った。

ロイター

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