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日経平均は3ヶ月ぶりの安値、新たなウィルス株が景気回復期待を鈍らせる

東京の証券会社の電子株価ボードの前で待つ人々。2020年12月21日撮影。米国では国会議員たちが家庭や企業に対する追加支援策に合意したというニュースがあるものの、コロナウィルス感染状況の悪化がこれに影を落としたため、アジアでは嫌な雰囲気の中での週明けとなった。(資料写真/AP)
東京の証券会社の電子株価ボードの前で待つ人々。2020年12月21日撮影。米国では国会議員たちが家庭や企業に対する追加支援策に合意したというニュースがあるものの、コロナウィルス感染状況の悪化がこれに影を落としたため、アジアでは嫌な雰囲気の中での週明けとなった。(資料写真/AP)
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22 Dec 2020 08:12:04 GMT9
22 Dec 2020 08:12:04 GMT9

火曜の日本の株価は3週間ぶりの安値をつけた。英国で見つかった感染力の強い新たな種類のコロナウィルス株が世界経済の迅速な回復を妨げるとの懸念から、投資家が過去2ヶ月にわたる大幅な上昇から利益を確定した。

日経平均は約1ヶ月ぶりの下げ幅となる1.04%安の26,436.39と、11月下旬以来の安値となった。米国大統領選挙後の11月初旬に上昇が始まって以来、初めて25日移動平均を下回った。

より幅広い銘柄が対象のTOPIXは1.56%安の1,761.12となり、東京証券取引所の33のサブ指数すべてが値下がりして引けた。

この軟調な相場の原因は新たな種類のコロナウィルス株をめぐる懸念と結び付けることができるものの、年末の休暇を控えた利益確定の動きの方がより大きな要因であると、リブラ・インベストメンツの佐久間康郎最高投資責任者は述べ、「自分自身もすでにそのようにした」と付け加えた。

富士フィルムホールディングスは6.0%下落した。日本の厚労省の薬事審議会が、同社のCOVID-19治療薬候補アビガンの効果を判断する臨床治験データは決定的なものではないと結論付けたと、同省が述べたことを受けての値下がりだった。

オリエンタルランドは日経産業新聞の報道を受けて2.6%値下がりした。同紙は、三井不動産が公式提出書類で、この東京ディズニーリゾート運営企業の株の保有を縮小したことを示したと伝えた。

国内のウィルス感染をめぐる懸念の高まりも、市場の重しとなった。東京の小池百合子都知事は月曜、首都の1,400万人の住人に対し、これから訪れる休暇シーズンの間は外出を控えるように強く要請した。

鉄道および航空各社の株価も下落した。JR東日本は2.1%、ANAホールディングスは2.3%の値下がりとなった。

石油関連株は、新たなウィルス株に関するニュースを受けて原油価格が急落した影響を受けた。指数が5.0%下落した一方で、ENEOSホールディングスは2.7%値下がりした。

マザーズ新興企業株の指数は4.0%下落した。弱気のシグナルとなる100日移動平均の節目を下回り、3ヶ月ぶりの安値となった。

ロイター

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