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三菱UFJ銀、自動車ローン会社買収=660億円で来年初めに―インドネシア

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26 Jun 2023 11:06:40 GMT9
26 Jun 2023 11:06:40 GMT9

ジャカルタ=時事:三菱UFJ銀行は26日、インドネシアのグループ会社と共同で同国の自動車ローン会社「マンダラ・マルチファイナンス」を買収すると発表した。マンダラ社の株式80.6%を総額7兆0421億ルピア(約660億円)で取得する。取得完了は2024年初めを予定している。高い成長が期待されるインドネシアでの自動車ローン事業を一段と強化するのが狙い。

三菱UFJ銀は、現地グループ会社で大手自動車ローン会社の「アディラ・ディナミカ・マルチファイナンス」と共に、マンダラ社の現株主であるジャヤマンディリ・グマスジャティ社などと株式売買契約を締結した。株式80.6%のうち70.6%は三菱UFJ銀、10%はアディラがそれぞれ取得する。

また、取得完了後はインドネシアの規制に基づき、残りのマンダラ株式19.4%について三菱UFJ銀が強制的公開買い付け(TOB)を実施する。

三菱UFJ銀とアディラは今回の買収を通じて、マンダラが持つ地域面や商品面での強みを生かした自動車ローン事業の拡大・強化を目指す。同業のマンダラ社を買収することで、自動車ローン貸出残高はアディラとの2社合計でインドネシア国内首位になるという。

三菱UFJ銀はインドネシアで外国銀行最大級の規模を持つジャカルタ支店を展開するほか、19年4月には現地大手のダナモン銀行を連結子会社化。一方、アディラはダナモン銀の子会社で、二輪・四輪の新車・中古車向けオートローンや耐久消費財を含む多目的ローンをインドネシア全土で展開している。

これに対し、マンダラは主に二輪の新車向けオートローンと二輪車を担保とする多目的ローンを展開し、特に東部インドネシア地域で高いプレゼンスを持つ。主な顧客層は「アンバンクド(銀行口座を持たない者)」や「アンダーバンクド(銀行口座を持てない者)」で、設立以来900万件以上の顧客にサービスを提供してきた。

時事通信

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