アミン・アッバス

アブダビ： KAIZUはアブダビにある和食レストランで、ユニークで本格的な和食を独創的な方法で提供している。

「日本の南西部の都市にちなんで名づけられたKAIZUは、アブダビ中心部で最高の高級和食レストランを目指しています」と、KAIZUの代表はアラブニュース・ジャパンの独占取材に答えた。

「当店は、品質、専門知識、卓越したサービスへのこだわりを強調し、人々が和食と出会い、受け入れるための架け橋としての役割を果たしています。当店の目標は、生ものを敬遠する方や寿司に馴染みのない方にも、KAIZUで思い出に残る食事を楽しんでいただくことです」と同代表は付け加えた。

同代表は、アブダビのマーケットはドバイに比べて寿司愛好家が少ないため、レストランにとっては困難であったと語った。「お客様を教育し、当店の料理を試していただく機会を提供することで、常連客になっていただくという課題がありましたが、それを克服できたことを嬉しく思っています」

同レストランは好意的な評価を得ており、2年足らずで約900件のレビューが寄せられ、Googleレビューの平均は4.8である。「ドバイからわざわざ当店の和食を食べに来るというたくさんの観光客を含め、多くの常連客を獲得できたことを誇りに思います」と同代表は語った。

アブダビの他の和食レストランとKAIZUの違いについて、同代表は「雰囲気に関して言えば、当レストランはアブダビで最古の通りの一つにありながらも、まるで5つ星ホテルのレストランにいるかのように感じると思います」と述べた。

「当店のフードセレクションに関して言えば、オプションの種類は様々ですが、その独特な品質と調理法には共通する特徴があり、贅沢の極みに達しています。お客様には、見て楽しむだけでなく、想像を超えた味の料理をご用意しています。この料理体験は、最高レベルの卓越性を提供するという当店の取り組みを反映したものです」と同代表は付け加えた。

KAIZUの料理長であるKarthick Gunasekaran氏は、バーレーンで和食の調理法を学んだとアラブニュース・ジャパンの独占インタビューに答えた。同氏は大学卒業後、インドで働き始め、中華料理とインド料理の作り方を学んだ。そして、何か新しいことを学びたいと思っていたときに、友人にバーレーンのBushido by Buddha Barで働くことを勧められた。

「Bushido では、厨房の手伝いから始めて、シェフになるまで働きました。Bushidoのエグゼクティブ・シェフであるGoh Boonwah氏から、和食について多くのことを教わり、かつてBuddha Barのコーポレート・シェフであったShigeki Iimura氏からは、さらに多くのことを学びました」と同氏は言う。

Iimura氏はGunasekaran氏をアラブ首長国連邦に連れて行き、別のレストランで働かせ、最終的にGunasekaran氏はKAIZUの料理長となった。「ここアラブ首長国連邦で和食を学んだことは素晴らしい経験でした」と同氏は述べた。

「KAIZUの厨房では、伝統と革新が融合した美味しい料理を作ることができます。夢が叶い、料理の経験の一歩一歩に感謝しています。Boonwah氏とIimura氏は、今まで厨房で私を導いてくれた人たちです。彼らの教えが、私の和食への愛を形作ってくれました。彼らの指導には一生感謝します」と同氏は付け加えた。

和食へのアプローチについてGunasekaran氏は、新鮮で高品質な食材を使うこと、包丁の腕を磨くこと、細部に注意を払うことを重視していると語った。

KAIZUは将来、リヤドとドバイへの進出を目指している。「急成長よりも品質と顧客体験を優先し、業務拡大には慎重なアプローチをとっています」と同代表はアラブニュース・ジャパンの取材に答えた。「私たちは卓越性への取り組みを維持しながら、存在感を高めることを目指しています」

KAIZUの料理を試してみたい人へのお勧めについて、同代表は「お客様ご自身の好みを確認することをお勧めします。お客様のお好みをお伺いすることで、お客様のご希望に沿ったメニューを提供することができます。KAIZUでは、さまざまな高品質の料理を幅広く取り揃えていますので、ユニークで楽しい食事を体験できます」

レストランはアル・ザヒヤ通りにあり、午後1時から午後11時まで営業している。