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2025年大阪・関西万博:期待されること

2025年大阪・関西万博の会場。(Twitter/@expo2025_japan)
2025年大阪・関西万博の会場。(Twitter/@expo2025_japan)
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19 Feb 2022 08:02:31 GMT9
19 Feb 2022 08:02:31 GMT9

ダイアナ・ファラー

ドバイ:日本の経済産業省(経産省)が2月8日、記者説明会を開催し、大いに期待されている2025年大阪・関西万博の今後の計画について概要を伝えた。

経産省の菅野将史 国際博覧会上席企画調整官が主催したこの説明会で、3年後の日本の万博に向けてこれから行われることの概要が示された。テーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」である。

このテーマは、持続可能な未来を創造するためのビジョンを、一人ひとりが共有することを呼びかけるものである。テーマの下にはサブテーマとして、「Saving lives(救う)」「Empowering lives(力を与える)」「Connecting lives(つなぐ)」の3つが掲げられている。

菅野氏によれば、2025年大阪・関西万博は、国連が設定した持続可能な開発目標の2030年までの達成に貢献するプラットフォームとなることを目指している。

菅野氏は2020年ドバイ万博のリーム・アルハシミ事務局長と会談し、大阪で開催される万博を完璧なものにするための協力について話し合ったと述べた。

菅野氏はアラブニュース・ジャパンに対し、アル・ハシミ氏から日本の博覧会チームにアドバイスとして2つのメッセージが送られたと語った。「1つ目のメッセージは、レガシーを構築することの重要性でした。万博を単発のイベントではなく、何世代にもわたって記憶されるイベントにするということです」と、菅野は述べた。

「2025年のさまざまな万博活動や、企業、政府、個人を通じて、レガシーを残していきたい 」と、同氏は付け加えた。

2020年ドバイ万博からのメッセージの2つ目は、多様性だった。「ドバイのチームは、17カ国の国籍にわたるさまざまな民間・公共部門のスタッフたちで構成される組織チームを、1つにまとめました」と、同氏は話した。

「ドバイではなく日本ですので、イベントを運営する協会にそれほど多くの国籍の人が入ることはないでしょう」と、菅野氏は説明した。しかし、現在2025年のイベントに向けて活動しているチームは、民間部門、大学、地方自治体など、さまざまな職業やバックグラウンドの人たちで構成されているという。

UAEの万博では3つのテーマパビリオンが設けられたが、大阪は8つのテーマパビリオンで構成される。2月現在、78カ国と6社の国際企業が、大阪万博での出展を確認していると、菅野氏は報道陣に語った。

2025年の万博は4月13日に正式に開幕し、10月13日までの6カ月間開催される予定だ。2025年日本国際博覧会協会は現在、特に博覧会の基本方針の実施に関して、日本政府と緊密に連携していると菅野氏は述べた。

記者会見には、経産省博覧会推進室の中岡奈々子副室長も参加し、2025年大阪・関西万博のマスコットキャラクターがまもなく発表されることを説明した。

「公式ライセンスグッズは、2021年9月からすでに販売されています」と、中岡氏は述べた。「持続可能な素材が使用されてしています」

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