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大阪IR計画を初認定=長崎は審査継続―政府

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14 Apr 2023 06:04:24 GMT9
14 Apr 2023 06:04:24 GMT9

政府は14日、大阪府と大阪市が申請したカジノを含む統合型リゾート(IR)の整備計画を認定した。認定は全国初。今後、施設整備に向けた手続きなどが本格化し、国内初のIRが大阪で開業する。同時期に申請した長崎県の計画は審査を継続する。

岸田文雄首相は同日のIR推進本部会議の席上、「大阪のIRは、日本の魅力を世界に発信する観光拠点となることが期待されている」と述べた。

政府はIR実施法で、認定地域の上限を3カ所と定めている。19年時点では8地域が誘致を検討していたが、21年10月~22年4月に申請を受け付けたところ、計画を実際に提出したのは大阪府市と長崎県の2カ所にとどまった。

受け付け終了後、国土交通省が設置した有識者委員会が審査。1000点満点で合計600点以上を認定の条件とし、IRのコンセプトや規模、地域経済への波及効果などの項目を採点した。大阪の審査結果は657.9点で「認定し得る計画」と評価した。

斉藤鉄夫国交相は14日の閣議後記者会見で「日本最大規模の国際会議場施設の整備が計画されている点や、経済波及効果などについて肯定的な評価が得られている」と認定理由を説明。一方で、建設予定地の人工島「夢洲」で液状化のリスクや土壌汚染が判明したことを踏まえ、府などに対策の検討を求めた。 

大阪の計画によると、IRの運営事業者は米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスが中核の「大阪IR株式会社」で、初期投資額は約1兆800億円。年間約2000万人の来訪者を見込む。府市は早ければ29年秋から冬ごろの開業を目指している。

長崎の計画では建設予定地をハウステンボス隣接地(佐世保市)とし、年間約670万人の来訪を想定している。

時事通信

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