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日本の騎馬武者イベントで多数の馬が日射病に

2012年7月29日、福島県南相馬市で開催された「相馬野馬追」で鎧兜を纏う人々。(AFP)
2012年7月29日、福島県南相馬市で開催された「相馬野馬追」で鎧兜を纏う人々。(AFP)
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08 Aug 2023 10:08:12 GMT9
08 Aug 2023 10:08:12 GMT9

東京:武者に扮した参加者が合戦を再現する毎年恒例の馬の祭典で111頭の馬が日射病にかかり、うち2頭が死亡した。これを受けて、主催者は8日、来年の開催日変更を検討していると発表した。

日本では、7月の平均気温が100年以上ぶりの暑さを記録している。8日には、所々で気温の予報が摂氏38度(華氏100度)になり、47都道府県のうち26都道府県で熱中症警報が発令された。

7月29日から31日にかけて福島県で開催された伝統行事の「相馬野馬追」では、気温が過去5年間の最高となる35度に達し、少なくとも111頭の馬と数十人の人々が日射病の治療を必要とした、と主催者は述べた。

このうち、2頭の馬が死亡したという。

毎年恒例のこの3日間のイベントで呼び物となるのは、中世の騎馬武者に扮して旗指物をなびかせる400人以上の参加者である。頭上に打ち上げられた花火を背に戦う武者たちを見物に、12万人以上の人々が集まったと報道された。

祭りの実行委員を務める平田良親氏は、AFPの取材に対し、来年の開催日を涼しい時期に変更することについて10日の会議で話し合うと述べた。

「猛暑が予想されていたため、初めて走路に散水しました。散水車を3台使いましたが、水はすぐに乾いてしまいました」と平田氏は語った。

昨年の祭りでは馬1頭が死亡しており、12月に行われたアンケートによると、騎手の大半が開催日の変更を支持した。

AFP

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