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日本、地震後、予防措置として福島の汚染水放出を停止

東京電力はX(旧Twitter)で、「ALPS処理水の希釈放流設備等に異常がないことを遠隔で確認しました」と、放水作業について言及した。(AFP)
東京電力はX(旧Twitter)で、「ALPS処理水の希釈放流設備等に異常がないことを遠隔で確認しました」と、放水作業について言及した。(AFP)
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15 Mar 2024 12:03:48 GMT9
15 Mar 2024 12:03:48 GMT9

東京:被災した福島原子力発電所からの廃水放出は、3月15日に起きた地震発生後に一時停止された。

気象庁によると、マグニチュード5.8の地震が金曜日午前0時14分(木曜日1514GMT)に、2011年の津波でダメージを受けた原発のある福島県北東部の沖合で発生した。

東京電力(TEPCO)はX(旧ツイッター)で、放水プロセスについて「ALPS処理水希釈放流設備等に異常がないことを遠隔で確認した」と発表した。

しかし、「安全を期すため、あらかじめ定められた作業手順に従い、施設の運転を停止しました」と金曜日の早朝に発表した。

その数時間後、東京電力は「異常は検出されなかった」と声明で発表し、広報担当者はAFPに対し、放水は金曜日の後半に再開すると述べた。

東京電力が必要なチェックを終えた後、放射能漏れは検出されず、「モニタリングポストの測定値は正常なままである」と広報担当者は付け加えた。

日本の原子力規制当局も地震直後に、事故を起こした福島第一原発とその姉妹原発である福島第二原発のいずれでも異常は検出されなかったと発表した。

東京電力は昨年8月、世界最悪の原子力災害のひとつとなった2011年の事故以来、福島第一原発に溜まっていたオリンピックプール540杯分の廃水を太平洋に放出し始めた。

この作業は国連の原子力機関によって承認されており、東京電力はトリチウムを除くすべての放射性元素は濾過され、そのレベルは安全な範囲内であるとしている。

しかし中国とロシアは、日本が環境を汚染しているとして、太平洋への放出を批判し、日本の水産物の輸入を禁止している。

日本は毎年何百回もの地震に見舞われているが、その大半は被害をもたらしていない。

今回の地震による負傷者の報告はなく、津波警報も出ていない。

AFP

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