天皇、皇后両陛下は１２日、能登半島地震の被災者を見舞うため、石川県穴水町に入られた。能登町も訪れる。被災地訪問は輪島、珠洲両市を訪れた３月２２日に続き２度目。

両陛下は１２日午前、羽田空港で特別機に乗り込んだが、機材トラブルが判明し、予定より約１時間遅れで能登空港に到着した。同空港で自衛隊ヘリに乗り換え、午後、穴水町に入った。同町では商店や住宅などの被災状況を視察し、避難所で被災者と面会する。

その後、ヘリで能登町に移動し、避難所で被災者を見舞い、津波の被害を受けた地域を視察。同日夜に帰京する。

再訪問は奥能登４市町の厳しい被災状況に鑑み、両陛下の意向も踏まえ、宮内庁と石川県が調整して決まった。前回と同様、現地の負担を考慮して食事を持参し、職員らと同じマイクロバスで移動する。　

両陛下が搭乗した特別機を巡っては、２０２３年１０月にもトラブルが発生。両陛下は予備機に乗り換え、小松空港に到着した。

JIJI Press