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中国、日米比首脳会談を非難し、南シナ海での行動は「合法的」と主張

岸田首相(右)、マルコス大統領(左)との3カ国会談に臨むバイデン大統領(2024年4月11日、ワシントンDCのホワイトハウスで)。(AFP)
岸田首相(右)、マルコス大統領(左)との3カ国会談に臨むバイデン大統領(2024年4月11日、ワシントンDCのホワイトハウスで)。(AFP)
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12 Apr 2024 10:04:18 GMT9
12 Apr 2024 10:04:18 GMT9

北京:中国は金曜、ジョー・バイデン米大統領がワシントンで3カ国首脳会談を主催した後、米国、日本、フィリピンを批判し、南シナ海における自国の行動は「合法的」だと主張した。

木曜、バイデン氏はホワイトハウスでの首脳会談で、南シナ海でのいかなる攻撃からもフィリピンを防衛することを約束した。この首脳会談は、係争中の海域で中国とフィリピンの船舶が衝突を繰り返し、紛争が拡大する恐れがある中で行われた。

3カ国首脳が発表した共同声明は、南シナ海における中国の行動に「深刻な懸念」を表明し、その行動を「危険で攻撃的」だと非難した。

中国は南シナ海のほぼ全域を領有していると主張し、フィリピンを含む東南アジア諸国が主張する領有権を無視している。

金曜、中国はワシントンで開催された日中比首脳会談を非難し、外務省の毛寧報道官は、「関係諸国がブロック政治を操作することに断固反対し、他国の戦略的安全保障と利益を損なうような、挑発的な行動や反対勢力の企てに断固として反対します」と批判した。

また「この地域の他国を排除するような、閉鎖的な徒党を組むことに断固反対します」と毛氏は定例記者会見で語った。

「日本とフィリピンは、もちろん他国と正常な関係を築くことができるでしょうが、派閥的な対立をこの地域に招き入れるべきではないし、ましてや他国の利益を損なうような代償を払って、3ヵ国会談に関与すべきではないです。これが中国に対する不当な中傷や攻撃でないとしたら、いったい何なのでしょうか?東シナ海と南シナ海における中国の行動は、適切かつ合法的であり、非難されるものではありません」と毛氏は続けた。

木曜バイデン大統領は、フィリピンのマルコス大統領と岸田首相に、日本とフィリピンに対するアメリカの防衛支援は「鉄壁」であると語った。

アメリカ大統領官邸の壮大なイーストルームで、馬蹄形の木製テーブルを囲んで会談したアメリカ、日本、フィリピンの首脳は、この会談を「歴史的」と称えた。

首脳陣はこの協力関係を、権威主義的な中国とは対照的な、アジア太平洋地域の平和と民主主義の基盤として、中国を名指しすることなく印象づけた。

中国寄りのドゥテルテ前大統領よりも、アメリカ寄りと見られているマルコス大統領は、「規範に基づく国際秩序への揺るぎないコミットメント」を共有していると述べた。

岸田首相は、「多層的な協力が不可欠」であり、「今日の会談は歴史を作るだろう」と述べた。

バイデン大統領(81)はまた、同国の元独裁者の息子で、名前の由来でもあるマルコス大統領(66)と個別に会談を行った。

AFP

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