カルドン・アズハリ
東京:自民党の下村博文政調会長は15日、他の閣僚や政治家らと同様に終戦76年にあたって東京の靖国神社を参拝した。
下村氏は、神道においてみ魂が安置されているとする靖国に戦没者への敬意を表するため参拝した。
この日は安倍晋三元首相と萩田浩一文科相も参拝した。下村氏は神社の入り口で記者たちに「英霊のために祈りました。76年間日本が平和で今日まできているわけで、不戦の思いを誓って参りました」と語った。
政治家の靖国参拝は、靖国を日本の軍国主義の象徴と考える隣国の中国や韓国を怒らせる。
靖国ではいわゆるA級戦犯が、日本の降伏後に設置された東京裁判において第二次大戦中の罪を問われて告発された。戦争の勝者が裁判を支配した。
多くの日本のナショナリストたちは、日本だけが裁判にかけられたと言っている。広島や長崎の原爆など東アジアで他の戦争犯罪を犯した人たちは裁判を受けず、「第2次大戦勝利者裁判の偽善を示している」と主張している。
近年、日本の天皇と現職の首相は、欧州では対日戦勝記念日、韓国では独立記念日として知られる8月15日の神社参拝を避けている。日本人は終戦記念日と呼ぶ。
日本政府は、大物政治家の参拝をめぐり、中国や韓国との外交的緊張を避けようとしているが、毎年多くの国会議員や閣僚が参拝を続けている。8月15日に靖国神社を最後に訪問した首相は小泉純一郎元首相で、2001年から在任期間中に計6回参拝した。小泉氏は、首相としてではなく民間人として訪問したと主張したが、中国と韓国を安心させることはできなかった。
日曜日は、小泉氏の息子である小泉進次郎環境相も参拝した。
靖国神社は日本文化の一部であり、一般の人々は戦没者や戦死した親類を敬うために訪れる。一部の日本人は、中国と韓国の不満は正当ではなく、日本の内政と文化に対する干渉であると言う。