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捜査当局は悲惨なクリニック火災では唯一の避難経路が断たれていたと見る

大阪の火災発生現場近くの献花台で犠牲者を悼む人。2021年12月18日土曜日撮影。(AP通信)
大阪の火災発生現場近くの献花台で犠牲者を悼む人。2021年12月18日土曜日撮影。(AP通信)
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19 Dec 2021 05:12:11 GMT9
19 Dec 2021 05:12:11 GMT9

東京:18日、ある閣僚は24名が犠牲となった先週のクリニック火災で、唯一の避難経路が断たれていたとして、同じような建物の緊急点検を行うよう要請した。

警察によると、放火容疑の男は、大阪西部の建物4階にあるクリニックに入り、持っていた液体入りの袋をヒーターの近くに置き、蹴り倒したという。

金子恭之総務大臣は、進行中の捜査内容を受け、「損傷の度合いから判断すると、火は階段付近で発生したと思われる。そこが唯一の避難経路だった」と報道陣に語った。

大臣は、階段が1つしかない多層階の商業ビル3万棟の検査を全国の消防署に要請した。

NHKの報道によると、61歳の容疑者は同クリニックの患者で、現在重体で治療を受けている。男の名前は国内のメディアで公表されたが、まだ逮捕されていない容疑者の氏名を公表するのは異例だ。

これまで日本国内の記憶に残る大規模火災としては、2019年の京都アニメーションの放火火災で36名が死亡、さらに2001年の東京の繁華街・歌舞伎町で起きた建物火災で44名が死亡した。

ロイター

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