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「腕良い職人」突然退職=近所付き合い乏しく―大阪ビル放火・谷本容疑者

当時住んでいた西淀川区のマンションの近隣住民によると、近所付き合いは少なかったという。(AFP)
当時住んでいた西淀川区のマンションの近隣住民によると、近所付き合いは少なかったという。(AFP)
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20 Dec 2021 03:12:10 GMT9
20 Dec 2021 03:12:10 GMT9

大阪市北区のビル火災で、殺人と現住建造物等放火の疑いが持たれている谷本盛雄容疑者(61)は、10年ほど前まで同市淀川区の板金工場に勤務し、腕の良い職人と評価されていた。妻と子供2人がいたが離婚。現場から約3.5キロ離れた西淀川区の3階建ての一軒家に、1人で住んでいたとみられる。

勤務していた工場の社長(78)によると、谷本容疑者は約20年前、求人広告に応募してアルバイトとして働き始めた。腕が良く経験もあったためすぐに正社員となり、屋根修理などに従事した。約7年後、「やりたいことがある」といったん退職したが、1年ほどして戻ってきた。

社長は「まじめな性格で責任感が強い。仕事(の仕上がり)もずばぬけてきれいで、優秀な職人だった」と振り返った。大きなトラブルはなかったが、離婚前後に無断欠勤するように。復縁を望んだがかなわなかったといい、2010年ごろに突然退職し、連絡も途絶えたという。

当時住んでいた西淀川区のマンションの近隣住民によると、近所付き合いは少なかったという。上の階の住民は「言葉遣いも丁寧で、普通の人でした」と言葉少なに話した。

一軒家には最近、住むようになったとみられ、近所の住民に自転車で出掛ける様子がたびたび目撃されていた。ビル火災の約30分前には、2階の一室が燃え消防車が出動するぼや騒ぎがあり、府警によると放火の疑いがあるという。

時事通信

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