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加藤死刑囚の刑執行=秋葉原無差別殺傷―事件から14年・法務省

(AFP)
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26 Jul 2022 12:07:50 GMT9
26 Jul 2022 12:07:50 GMT9

法務省は26日、東京・秋葉原で2008年、無差別に7人を殺害し10人を負傷させた殺人などの罪で死刑が確定した元派遣社員、加藤智大死刑囚(39)の刑を執行したと発表した。事件発生から14年、死刑確定から7年余りでの執行となった。

記者会見した古川禎久法相は「極めて重大な結果を発生させ、社会に大きな衝撃を与えた。突然の凶行により命を奪われた被害者はもちろん、遺族にとっても無念この上ない事件だ」と述べた。再審請求が出されていたかについては「答えを差し控える」とした。

死刑執行は昨年12月以来で、岸田内閣では2回目。法務省によると、拘置所に収容中の確定死刑囚は106人となった。

確定判決によると、加藤死刑囚は08年6月8日、千代田区のJR秋葉原駅近くの歩行者天国の交差点にトラックで突入。通行人をはねた後、ダガーナイフで刺すなどして7人を殺害、10人に重軽傷を負わせた。 

公判では刑事責任能力が争点となったが、東京地裁は11年3月、精神障害はなかったとして完全責任能力を認定。職を転々とする中での孤独感からインターネット掲示板にのめり込んだが、掲示板で嫌がらせに遭ったことが動機とした上で、「刑事責任は最大級に重い」と死刑を言い渡した。

東京高裁も12年9月、責任能力を認定して控訴を棄却。最高裁が15年2月に上告を棄却し、死刑が確定した。

一審で加藤死刑囚は、事件について「掲示板での嫌がらせをやめてほしかったことを知ってもらおうと思った」と説明。「事件を起こすべきではなかった。ご遺族、被害者に申し訳ない」と謝罪の言葉を述べていた。二審には出廷しなかった。

時事通信

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