バイデン米大統領、Ｇ７欠席も＝債務上限問題「進展なし」

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バイデン米大統領、Ｇ７欠席も＝債務上限問題「進展なし」

バイデン米大統領、Ｇ７欠席も＝債務上限問題「進展なし」

マッカーシー下院議長（野党共和党）は会談後、記者団に「進展はなかった」と述べ、債務不履行（デフォルト）回避に向けた前進に至らなかったことを明らかにした。(AFP)

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10 May 2023 01:05:38 GMT9

ワシントン時事: バイデン米大統領は９日、ホワイトハウスで上下両院の与野党幹部と会い、連邦政府の借入限度額である「債務上限」の引き上げを巡り協議した。バイデン氏はこの後、記者団に「（債務上限問題が）解決するまでここにとどまる」と述べ、１９～２１日に広島で開かれる先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）を欠席する可能性を示唆した。

マッカーシー下院議長（野党共和党）は会談後、記者団に「進展はなかった」と述べ、債務不履行（デフォルト）回避に向けた前進に至らなかったことを明らかにした。バイデン氏と議会幹部の協議は２月以来。今月１２日に再度会談する。　

バイデン氏は債務上限を短期間引き上げる妥協案について「排除しない」と語った。同氏は無条件のデフォルト回避を共和党に迫る一方、予算案の交渉には応じる考えを示している。民主党上院トップのシューマー院内総務によると、マッカーシー氏は９日の協議でデフォルト回避を受け入れなかった。

共和党は政府支出の大幅な見直しを債務上限引き上げの条件としている。下院は先月、同党主導の上限引き上げ法案を可決したが、バイデン政権の重要政策に関する歳出を削減する内容のため民主党側は反発している。

イエレン財務長官は先に、議会が債務上限を引き上げなければ６月１日にも財政資金が枯渇すると警告。米政府債務は１月に上限に達し、財務省が公的年金基金への投資停止など一時的な資金繰りでしのいでいる。

時事通信

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