ソウル:北朝鮮は月曜日、米国が朝鮮半島近海に核ミサイル潜水艦を導入しようとする動きを非難した。
北朝鮮はまた、アメリカの偵察機が最近東海岸付近の領空を侵犯したと主張した。国防省の無名の報道官の発言を引用して、KCNA通信が伝えた。
「米空軍の戦略偵察機が東海上空で撃墜されるというショッキングな事件が起こらないという保証はない」と報道官は述べた。
この声明は、北朝鮮が韓国との国境や沖合で米軍機を撃墜したり迎撃したりした過去の事件を引き合いに出している。北朝鮮はしばしば、半島付近でのアメリカの監視飛行に不満を漏らしてきた。
朝鮮半島に戦略核兵器を導入しようとするアメリカの動きは、北朝鮮と地域諸国に対する露骨な核脅迫であり、平和に対する重大な脅威である、とKCNAは述べた。
「朝鮮半島地域で誰も望まないような極端な状況が発生するかどうかは、今後のアメリカの行動次第であり、予期せぬ事態が発生した場合、アメリカは全責任を負うことになる」と述べている。
先月、アメリカの原子力巡航ミサイル潜水艦が韓国の釜山港に到着した。
韓米首脳は4月、米海軍の核搭載弾道ミサイル潜水艦が1980年代以来初めて韓国を訪問することで合意したが、その時期は未定だ。
これは、両首脳が合意したように、同盟国である韓国を防衛するため、北朝鮮の兵器実験や伴う脅威により効果的に対応することを目的とした、アメリカの戦略的兵器の配備を強化する計画の一部である。
原子力潜水艦を出航させる動きは、「核対決という最悪のシナリオを現実的に受け入れ可能にする、非常に危険な状況」を作り出している、と北朝鮮の声明は述べている。
6月には、北朝鮮が5月末にスパイ衛星の打ち上げに失敗した中、米軍のB52戦略爆撃機が韓国との航空軍事訓練を行った。
ロイター