Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 北朝鮮、「ICBM級」発射=過去最長74分飛行、北海道沖落下

北朝鮮、「ICBM級」発射=過去最長74分飛行、北海道沖落下

松野博一官房長官は記者会見で、ミサイル発射を受け、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したと明らかにした。(AFP)
松野博一官房長官は記者会見で、ミサイル発射を受け、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したと明らかにした。(AFP)
Short Url:
12 Jul 2023 01:07:29 GMT9
12 Jul 2023 01:07:29 GMT9

ソウル時事:韓国軍などによると、北朝鮮は12日午前10時(日本時間同)ごろ、平壌周辺から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。飛行時間は過去最長の約74分で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と推測される。浜田靖一防衛相は、高角度のロフテッド軌道で発射された可能性があると指摘した。

日本の防衛省によると、北海道の奥尻島西方約250キロの排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。ミサイルの飛翔(ひしょう)距離は約1000キロ、最高高度は約6000キロを超えるとみられ、飛行時間は昨年3月に発射されたICBMの約71分を上回った。

松野博一官房長官は記者会見で、ミサイル発射を受け、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したと明らかにした。現時点で被害情報の報告はないと説明。ミサイルが「衛星」とは異なると分析した。破壊措置は実施していないという。

政府は国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を開催し、対応を協議した。外遊中の岸田文雄首相はミサイル発射を受け、情報収集と分析に全力を挙げ、航空機と船舶の安全確認を徹底することなどを指示した。日米韓政府は外務省局長級の電話協議を行った。

北朝鮮によるミサイル発射は6月15日以来。この時は日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発が撃たれ、EEZ内に落下した。北朝鮮は今月10日以降、米軍の偵察機が北朝鮮のEEZなどを「侵犯した」との主張を繰り返し、軍事的緊張を高めていた。

時事通信

特に人気
オススメ

return to top