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日本人男性、アニメスタジオ火災の発火を認める:報道

京都アニメーション放火殺人事件の青葉真司被告の初公判の傍聴券を求めて並ぶ人々(2023年9月5日、京都で)。(AFP=時事)
京都アニメーション放火殺人事件の青葉真司被告の初公判の傍聴券を求めて並ぶ人々(2023年9月5日、京都で)。(AFP=時事)
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05 Sep 2023 03:09:36 GMT9
05 Sep 2023 03:09:36 GMT9

東京:自分のアイデアが盗まれたと怒ったとされる日本人の男が、2019年にアニメスタジオで36人が死亡した火災を起こしたことを認めたと、地元メディアが火曜日伝えた。

2019年7月に京都アニメーションのスタジオを襲った炎は、日本だけでなく、世界中の巨大なアニメ産業とそのファンに衝撃を与えた。

時事通信社によると、青葉真司被告は公判が始まった京都地裁で、罪状にあることについて「やったことは正しい」と述べた。

「こんなに多くの人が死ぬとは思わなかったし、今はやりすぎたと思っている」と45歳の彼は言った。
火傷で死にかけ、車椅子で出廷した青葉被告は、殺人、殺人未遂、放火など5つの罪に問われている。

彼はスタジオの建物に侵入し、1階にガソリンをまいて火をつけ、その後「死ね」と叫んだとされている。

この火事で死亡した者の多くは、21歳の女性を含む若いスタッフだった。他に30人以上が負傷した。

公共放送NHKによれば、青葉被告の弁護団は火曜日、無罪を主張し、青葉被告は「精神障害により善悪の区別がつかず、犯行を止める能力がなかった」と述べた。

息子を亡くした竹本千恵子さんは、公判に先立ちNHKの取材に対し、「事件から4年経っても、息子を失った悲しみは変わらない」と語った。

「息子はもう戻ってきませんが……被告が今どんな気持ちなのか、自分の犯した罪について罪悪感を抱いているのか知りたいのです」と彼女は語った。

AFP通信によると、火曜日には、35席ある傍聴席のひとつを確保しようと500人が列をなしたという。

「アニメファンとして来るしかなかったんです」と、並んだ大阪のある大学生はNHKに語った。

“彼が罪を自覚しているのなら、謝罪してほしい”。

消防士たちは当時、この事件は「前代未聞」であり、人々の救助と消火は「困難を極めた」と記者団に語った。

青葉被告の皮膚の90%以上がやけどを負い、治療を担当した医師は今週、読売新聞に12回の手術が必要だったと語った。

彼は数週間後に意識を取り戻し、会話能力を回復させる手術を受けた後、安堵のあまり号泣したという。

青葉被告は精神鑑定の結果、起訴され、検察側は裁判所に対し、放火は “見当違いの恨みからの犯行 “であると述べた。

青葉はスタジオに自分のアイデアを盗まれたという “妄想 “を抱いていたという。

判決は25日に言い渡される予定である。

京都アニメーションは京アニの名で知られ、”涼宮ハルヒの憂鬱 “や “けいおん!”などの人気テレビアニメシリーズの制作で国内外に知られている。
NHKによると、京都アニメーションの八田英明社長は「命を落とした従業員や親しい人たちに心を痛めている」と述べた。

時事通信

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