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米海軍戦闘機がイエメンのフーシ派ミサイル発射基地を攻撃=米当局者

紅海でフーシ派による艦船攻撃を受けて飛行作戦中の戦闘機が空母USSドワイト・D・アイゼンハワー(CVN69)から離陸する。(AFP/ファイル・写真)
紅海でフーシ派による艦船攻撃を受けて飛行作戦中の戦闘機が空母USSドワイト・D・アイゼンハワー(CVN69)から離陸する。(AFP/ファイル・写真)
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20 Jan 2024 04:01:05 GMT9
20 Jan 2024 04:01:05 GMT9
  • ホワイトハウスでは、国防総省のジョン・カービー報道官が、19日にフーシ派の標的に対して3回の空爆があったと述べ、先制攻撃の増加について言及した。

ワシントン:米国の戦闘機が19日、イランが支援する反体制派フーシ派の拠点を6回攻撃し、発射準備が整っていたイエメンの対艦ミサイル発射基地を破壊したと、米当局者2人が述べた。

現在進行中の軍事作戦について話すため匿名を条件とした当局者によれば、この攻撃は空母ドワイト・D・アイゼンハワーから発進した戦闘攻撃機F/A-18によって実施されたという。そして、この攻撃は今週ほぼ毎日行われている、フーシ派の発射基地に対する米国の攻撃に類似している。

ジョー・バイデン大統領は18日、米英軍による1月12日の大規模な攻撃を含む、フーシ派の拠点への爆撃は、同過激派による紅海の船舶への攻撃を止めるには至っていないことを認めた。これらの攻撃は世界の海運を混乱させている。

フーシ派が運営する衛星ニュースチャンネル「アルマシラ」は、西部の都市ホデイダで19日に空爆があり、同都市西部のアル・ジャバナ地区が標的になったと伝えた。米国の攻撃が行われた場所は直ちに確認できなかった。

米軍の軍艦や航空機はここ数日、発射態勢を整えたフーシ派のミサイルを次々と破壊しており、イエメンにおける同過激派の活動を監視、探知、攻撃する同軍の能力が向上していることを示している。

ホワイトハウスでは、国防総省のジョン・カービー報道官が、19日にはフーシ派の標的に対して3回の空爆が行われたと述べ、先制攻撃の増加について言及した。

「これは、米軍が過去1週間にフーシ派のミサイル発射施設に対して実施した4回目の予防的行動であり、今回は対艦ミサイルに対する攻撃だった」と彼は述べ、自衛のための攻撃は航路の安全性を高めることを目的としていると付け加えた。

しかし、これまでの攻撃は、紅海南部やアデン湾でほぼ毎日発生しているフーシ派による船舶への攻撃は抑止できていない。

バイデン政権は、フーシ派を「特別指定グローバルテロ組織(SDGT)」に再指定した。この正式な指定に伴う制裁は、暴力的な過激派組織を資金源から断ち切る一方で、貧困にあえぐイエメンの人々に重要な人道支援を継続できるようにすることを意図している。また、米国は報復攻撃も継続すると明言している。

「彼らは依然として攻撃能力を持ち、それを使用する意思も持ち続けている」とカービー氏は述べた。「我々も防衛能力も十分に持っており、それを引き続き使用していく」

フーシ派は数カ月にわたり、イスラエルに関連する、あるいはイスラエルの港に向かうとされる船舶を紅海で攻撃してきた。彼らは攻撃の目的について、10月7日にイスラエル南部で起きたパレスチナの過激派組織ハマスの攻撃によって引き起こされた、ガザ地区におけるイスラエルの空と地上からの攻撃を終わらせることだと主張している。しかし、同反乱軍の攻撃で標的となった船舶とイスラエルとの関連性は、攻撃が続くにつれて曖昧になっている。

AP

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