• ハマス、侵略を終わらせるために柔軟な姿勢で臨むと表明
• カイロでの停戦交渉にイスラエルは出席せず

カイロ: パレスチナの過激派組織ハマスが水曜日、カイロでの最新協議にイスラエルの交渉担当者が欠席したにもかかわらず、イスラエルとのガザ停戦の実現に向けて努力を続けると述べた。

ハマスは声明で、「われわれは、人々に対する侵略の包括的な停止に達するために必要な柔軟性を示しているが、占領軍は依然としてこの合意の権利を回避している」と述べた。

ハマス、カタール、エジプト（イスラエルは含まず）の交渉担当者は、来週初めに始まるイスラム教の断食月ラマダンに間に合うよう、イスラエルとイスラム主義グループとの間で40日間の停戦を確保しようとカイロに滞在している。

ジョー・バイデン米大統領は火曜日、イスラエルの人質解放と引き換えにガザ地区での停戦を求める取り決めを受け入れるかどうかはハマスの手に委ねられていると述べた。

ハマスに提示された取引は、戦争の発端となった10月7日のイスラエル攻撃でパレスチナ武装勢力に捕らえられた人質の一部を解放する一方、病院が急性栄養失調の子供たちを治療する際の飢饉を回避するためにガザへの援助を増し、ハマスがガザに拘束されている人質全員のリストを提供するというものだった。

ロイター通信が見たところによると、アメリカは火曜日、国連安全保障理事会の決議案の文言を修正し、「ガザでのおよそ6週間の即時停戦と、すべての人質の解放」を支持することにした。

2週間前に米国が最初に提案したこの決議文の3回目の改訂版には、カマラ・ハリス副大統領がイスラエルに対し、ガザの「人道的大惨事」を緩和するためにもっと努力するよう呼びかけたことが反映されている。

ホワイトハウスによると、ジェイク・サリバン米国家安全保障補佐官とカタールのシェイク・モハメド・ビン・アブドゥルラフマン・アル・サーニー首相は火曜日の会談で、病人や負傷者、高齢者、女性の人質を解放すれば、少なくとも6週間はガザで即時停戦が可能になると強調した。

「この停戦の第一段階は、ガザの人々への人道支援の急増を可能にし、より永続的な取り決めと持続的な平穏を確保するための時間と空間を提供する」とホワイトハウスの声明は述べた。

ベイルートでこれに先立ち、ハマス当局者オサマ・ハムダンは、イスラエル軍の攻撃停止、イスラエル軍の撤退、そしてすべてのガザ住民の避難を余儀なくされた家への帰還というハマスの主な要求を繰り返した。

彼は、停戦後でなければ捕虜の交換はできないと述べた。イスラエル側は、人質をガザから脱出させ、より多くの援助を受け入れるための戦闘の一時停止だけを望んでおり、ハマスが「排除」されるまでは紛争を終わらせないと主張している。

イスラエルの主要な政治的・軍事的支援者であり、今回の会談のスポンサーでもあるワシントンも、ガザの支配者に責任を押し付けた。

「今はハマスの手中にある。イスラエルは協力してきた」と、バイデン氏は記者団にこう語った。「ラマダンまで続くような状況になれば……非常に危険だ」

イスラエルと被占領パレスチナ地域におけるパレスチナとイスラエルの暴力は、アラブやイスラム世界におけるイスラエルへの敵意と同様に、ラマダン中にしばしば急増する。

ハマス独自の草案

ハマスによれば、ワシントンの姿勢は、協議が決裂した場合にイスラエルからの非難をそらすためのものだという。

ハマス高官のバッセム・ナイム氏は、ハマスが独自の協定案を提示し、イスラエルからの返答を待っていると述べ、こう付け加えた「ベンヤミン・ネタニヤフ首相は合意に達することを望んでいない」

ある情報筋は以前ロイターに、ハマスがまだ生きている人質のリストを提出することを拒否したため、イスラエルは遠ざかっていると語っていた。ナイム氏は、人質が戦場に散らばっているため、停戦なしでは不可能だと述べた。

米国はまた、イスラエルに対し、ガザの人道的大惨事を軽減するためにもっと努力するよう求めている。ガザでは、ハマスの攻撃で1200人が死亡した10月以降、イスラエルの攻撃によって3万人以上のパレスチナ人が犠牲になっている。

「私たちは、ガザにもっと多くの援助を送らなければならない」とバイデン氏は語った。

ガザ地区には飢饉の危機が迫っている。戦争中、援助物資の供給はすでに大幅に制限されており、その量はほとんど残されていない。ガザ地区の大部分は、食糧が完全に断たれている。ガザ地区で機能している数少ない病院は、すでに負傷者であふれかえっており、飢え死にする子どもたちであふれかえっている。

米軍はヨルダンと協力し、ワシントンが先週開始したプログラムで、火曜日にガザ北部に3万6000食を空輸した。援助機関によれば、これは飢餓の規模に比べればわずかなものだという。

ロイター