エルサレム:イスラエル政府はヨルダン川西岸地区における入植者用住宅3500戸の建設計画を推進していると、強硬派の閣僚が水曜日に語った。
この動きは、先月べザレル・スモトリッチ財務相が、ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人武装集団がイスラエル市民を殺害し、数人が負傷したことを受け、入植地の拡大を宣言したことを受けたものだ。
「約3,500の入植ユニット」とオリット・ストロック大臣は水曜日にX(旧ツイッター)に書き込んだ。
「我々は約束した。我々は共に入植地を前進させ続けるだろう」と、同じ極右入植者スモトリッチの盟友であるストロック氏は付け加えた。
この動きは、10月7日にハマス過激派がイスラエル南部の集落を襲撃して以来、イスラエルがガザ地区でハマス過激派と交戦中である中でのものだ。
イスラエルの入植地監視団体ピース・ナウによると、エルサレムの東に位置するマーレ・アドゥミムとケダル、そしてエルサレムの南に位置するエフラットには、計画委員会を通じて建設が進められている住宅が3,426軒あるという。
「我々に危害を加えれば、より多くの建設、より多くの開発、そして国全体に対するより多くの支配をもたらすと、我々の敵に知らしめる」と、2月22日にマーレ・アドゥミム入植地近くで3人のパレスチナ人武装集団がイスラエル人を射殺し、数人を負傷させた後にスモトリッチ氏は語った。
アントニー・ブリンケン米国務長官が、イスラエルの入植地拡大はパレスチナとの「永続的な和平に逆行する」と述べてから2週間も経たないうちに、計画中の住宅建設に次の段階を踏み出すことになった。
イスラエルは1967年のアラブ・イスラエル戦争でヨルダン川西岸地区、東エルサレム、ガザ地区を占領しており、パレスチナ領土内の入植は国際法上違法である。
国際的な批判にもかかわらず、イスラエルはここ数十年、ヨルダン川西岸地区に数十もの入植地を建設してきた。
現在では49万人以上のイスラエル人が居住し、約300万人のパレスチナ人とともに暮らしている。
AFP