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シリアに駐留する西側の有志連合軍が敵対的なドローンを撃墜

英国防省の発表によると、ドローンは英空軍戦闘機「タイフーン」の発射したミサイルにより撃墜された。タイフーンにとって、史上初の空対空攻撃となった(写真提供:AFP通信)
英国防省の発表によると、ドローンは英空軍戦闘機「タイフーン」の発射したミサイルにより撃墜された。タイフーンにとって、史上初の空対空攻撃となった(写真提供:AFP通信)
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18 Dec 2021 12:12:00 GMT9
18 Dec 2021 12:12:00 GMT9
  • 米中央軍は2機の「無人航空機システム」がアル・タンフ砂漠の基地に向かって飛行していたと発表
  • 英国防省は、ドローンは英空軍戦闘機「タイフーン」の発射したミサイルにより撃墜されたと伝えた

ワシントン:米国防総省は16日、シリア南部の米軍とその協力軍が使用する基地に威嚇行為を行ったドローンが、西側の反ダーイシュ有志連合軍に所属する英軍戦闘機により撃墜されたと発表した。

米中央軍によると、2機の「無人航空機システム」が14日夜、シリアのイラク・ヨルダンとの国境線近くにあるアル・タンフ砂漠の基地に向けて飛行していたという。

「無人航空機システム(UAS)の1機がアル・タンフの非戦闘地域の付近にまで航路を進めてきたため、敵対的な示威行為を行っていると評価し、撃墜しました」と、米中央軍のビル・アーバン報道官が発表した。

2機目のドローンは攻撃されず、「当該エリアから離れた可能性が高い」と、アーバン報道官が声明の中で述べた。

英国防省は、ドローンは英空軍戦闘機・タイフーンのミサイルにより撃墜されたと発表した。タイフーンにとって、史上初の空対空攻撃となった。

当該ドローンが小型であったために「非常に難しい標的となった」と、同省は伝えた。

一方、当局者らはドローンが武装されていたか否かについては明らかにしなかった。

「今回の攻撃は、上空において我が軍に脅威をもたらす敵対的対象を排除する、英空軍の能力を見事に示す結果となりました」と述べたのは、英国のベン・ウォレス国防大臣。

米英両国とも、誰が2機のドローンを基地に向けて飛行させたのかについては発表していない。

米国防総省はここ数年間、イラクに駐留する米軍に対するドローン攻撃について、イランの支援する民兵組織にその責任を負わせてきた。

イランが後ろ盾となる勢力は、バグダッドとダマスカスを結ぶ戦略上重要な幹線道路がかかるアル・タンフ地域のごく近くに展開している。

10月、アル・タンフ基地は大砲とドローンによる攻撃を受けた。

「我々は、ドローン攻撃がますます頻繁に利用され、イランの支援する民兵組織も活用している、今後ますます致命的な脅威となりうる手法であることを認識しております」と、米国防総省のジョン・カービー報道官が16日に語った。

AFP通信

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