サイード・アル・バタティ

• アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長は日曜日、フーシ派に対し、停戦更新に向けた取り組みや努力に「前向きに」応じるよう求めた
• 大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長は、停戦延長に向けた国連イエメン特使の努力に対する政府の支持を表明した

アル・ムッカラー：イランが支援するフーシ派とアラブ連合軍の間で国連の仲介により結ばれたイエメン内戦の停戦は、発効から6ヶ月が経過した日曜日に期限切れとなった。

延長が行われるかどうかについてのコメントは双方ともに出していない。

米国、イギリス、中国などの主要国とアラブ連盟の事務総長は揃って、イランが支援するフーシ派とイエメン政府に対し、国連仲介停戦の延長を求めた。

圧力が高まっているものの、これまでにはイエメン政府だけが停戦延長に同意している。

米国のスティーブン・H・ファギン駐イエメン大使は、イエメンの各当事者が停戦延長への支持の表明を躊躇していることに懸念を示した。

同大使は短い声明の中で、「全当事者に対し、過去6ヶ月間の進展を無駄にしないために、またイエメン国民のことを第一に考えて、停戦の延長・拡大を受け入れるよう求める」と述べた。

日曜日、イギリスのリチャード・オッペンハイム駐イエメン大使も同様に、フーシ派をはじめとするイエメンの全当事者に対し、国連特使による停戦延長の提案に従うよう求めた。

同大使は、「フーシ派に対し、国連と協力して停戦を延長するよう勧告する。それが、彼らがイエメンの一般市民に恩恵をもたらす機会を提供する唯一の方法だ」とツイートした。

4月2日に発効し2回延長された国連仲介停戦のおかげで、イエメンにおける暴力事件が劇的に減少し、サヌア空港発の航空便が再開され、ホデイダ港に数十隻の燃料船が入港することが可能になり国内の燃料不足が解消した。

停戦の条項のうち唯一実行されていないのは、包囲中の都市タイズの道路開放だ。

同市の内外を結ぶ主要道路1本だけでも開放するようにとのイエメン政府の主要な要求をフーシ派が拒否しているためである。

ハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使がマスカット、リヤド、サヌアの間を行き来して、停戦を延長するようイエメンの指導者らを説得する中、イエメン国内の外国外交官や人道支援組織は日曜日、双方に最後の訴えを行った。

在イエメン中国大使館は声明の中で、「中国は特使への支持を強調する。

また、イエメンの問題を解決するために国際社会と共に絶え間ない努力を行うつもりだ」と述べた。

EUのイエメン派遣団も、イエメン政府とフーシ派に対し、国連特使の提案を受け入れ、停戦を更新し、その条項を実行に移すよう求めた。

同派遣団はツイッターに投稿した声明の中で、「道路開放や給与支払いの承認を含む停戦を強固にし発展させる時だ。停戦は #イエメン 国民に恩恵をもたらしてきたし、今後ももたらすことができる」と述べた。

アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長は日曜日、フーシ派に対し、停戦更新に向けた取り組みや努力に「前向きに」応じ、苦しみを軽減するために努力するよう求めた。

国連による最新の提案には、6ヶ月間の戦闘停止、フーシ派がタイズの狭い道路のみを開放すること、フーシ派支配地域の公務員に給与を支払うこと、イエメン政府が支払いの不足分を補うこと、ホデイダ港へのさらなる燃料船の入港を許可すること、サヌア発の航空便の目的地にマスカット、ドーハ、ムンバイを加えることなどが含まれる。

イエメンの大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長は、停戦延長に向けた国連イエメン特使の努力に対する政府の支持を表明した。

同議長は、日曜日にリヤドで行われた国連特使との会談において、イエメンの内戦を終わらせ国民の苦しみを軽減するための和平工作への支持を約束すると述べた。

また、フーシ派やそれを支援するイランが和平に向けた努力を毀損するのを止めさせるために、圧力を高めるよう求めた。

サヌアでは土曜日の夜、フーシ派が停戦更新の求めを拒否し、政府掌握地域の石油企業に対する攻撃などの軍事作戦を再開すると警告した。