• ラシャド・アル・アリミ議長、サウジアラビアの財政支援で経済が強化できると語る
• フーシ派のドローンによる石油施設への攻撃で原油輸出が停止したことを受け、金融支援策によりリヤルは回復し、同国政府は破綻の危機から救われた

アル・ムカッラー：イエメン大統領指導評議会のラシャド・アル・アリミ議長は8月17日木曜日、サウジアラビアの指導部に対し、イエメン経済の強化のための今回の財政援助に感謝の意を表明した。この日は、イエメン政府が援助の効率的な利用を約束した翌日であった。

国営サバ通信（SABA）は、イエメンの指導者アル・アリミ議長がサウジアラビアのハーリド・ビン・サルマン国防相に手紙を書き、その中でサルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対し、イエメン政府の公務員への給与や燃料・食料の輸入の支援のための12億ドルの資金援助について感謝の意を表したと報じた。

「イエメンには忠実な同胞がおり、サウジアラビアは国家機関の回復とイエメン国民にふさわしい公正な平和の実現に向けた取り組みの最前線に立ち続けているという明確なメッセージを発信した」とのアル・アリミ議長の発言が引用された。

イエメン側によれば、フーシ派のドローンによる石油施設への攻撃により、政府の主要な収入源である原油の輸出が停止したため、新たな財政援助によってリヤルが回復し、政府が破産から救われたという。

イランに支援されたフーシ派はまた、地元貿易業者が政府の港を利用して製品を輸入することや、政府が統治するマアリブ市からのガス輸入を禁止しており、イエメン政府から他に取り得る収入源を奪っている。

イエメン政府は水曜日、国家予算の強化と食料安全保障の強化という目標を達成するため、サウジアラビアからの支援金を効果的に分配するほか、経済改革を実施することを約束した。

「閣僚会議は、定められたスケジュールに沿って予算支援協定の条項を完全に実施するという政府のコミットメントと、来るべき地域的・国際的支援を受けて包括的な改革を実施するという政府の決意を改めて表明した」とSABAは報じた。

一方、イエメン戦争終結に向けた外交努力が強化されるなか、オマーンの交渉官らは木曜日、イエメン民兵組織の指導者たちと和平案を協議するため、フーシ派が支配するサヌアに到着した。

フーシ派の首席交渉官であるモハメド・アブドゥル・サラム氏は、和平プロセスの再開と困難な問題の解決についてフーシ派指導者と協議するため、オマーンの交渉官グループと共にサヌアに到着したと述べた。

オマーン代表団の到着は、ハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使が、フーシ派と国際的に認知されたイエメン政府に対し、イエメンの和平を達成する上での「一般意思」を、包括的なイエメン政治プロセスの再開に取り組むことで、その目的を達成するための具体的なステップに転換するよう要請したことを受けてのことであった。

ハンス・グルンドベルグ国連特使は水曜日、国連安全保障理事会でのブリーフィングで、「私は当事者に対し、衝突がエスカレートするような暴言を慎み、軍事調整委員会を通じて停戦協定下で確立された対話チャンネルを引き続き利用し、構築するよう求めます」と述べた。

水曜日にリヤドで行われたアル・アリミ議長との会談で、ティム・レンダーキング米国イエメン特使とスティーブン・フェイギン駐イエメン米国大使は、和平努力について話し合い、イエメン政府への支持を表明し、老朽化したイエメンのタンカー「FSOセイファー」からの原油回収を支援したことを称賛した。

フーシ派が国連仲介による停戦の更新を拒否し、政府が管理するハドラマウトとシャブワの石油施設へのドローン攻撃を開始し、タイズ包囲網の解除を拒否した10月以来、イエメンにおける和平への努力はほとんど停滞している。