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円上昇、139円台=1カ月ぶり、株3万2000円割れ

(AFP)
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12 Jul 2023 05:07:42 GMT9
12 Jul 2023 05:07:42 GMT9

12日午前の東京外国為替市場で、円相場が一時、1ドル=139円台前半に上昇した。6月中旬以来、約1カ月ぶりの円高・ドル安水準。今月27~28日に開かれる日銀の金融政策決定会合で現在の大規模緩和策が修正されるのではないかとの観測が高まり、円を買う動きが広がった。東京株式市場では円高を嫌った売りが電気機器、機械など輸出関連銘柄に広がり、日経平均株価はおよそ1カ月ぶりに取引時間中に3万2000円を割り込んだ。

正午現在の円相場は139円59~59銭と前日比94銭の円高・ドル安。日経平均の午前の終値は前日比245円71銭安の3万1957円86銭。下げ幅が400円を超す場面もあった。

東京債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債(第371回債)の流通利回りが一時0.470%と前日比0.02%上昇(価格は低下)し、約2カ月半ぶりの水準を付けた。

市場では、日銀が大規模金融緩和の一環として行っている長短金利操作について、昨年12月に続き長期金利の変動幅を拡大するなど政策を修正するとの観測が台頭。米長期金利も低下しており、日米の金利差が縮小するとの見方から円買い・ドル売りが優勢となった。

市場関係者は日本時間12日夜に発表される6月の米消費者物価指数(CPI)に注目している。伸び率が鈍化すれば「米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの観測が強まる」(大手証券)との声が出ている。

時事通信

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