ラマ・アルハマウィ

リヤド：サウジアラビアは20日に、パレスチナ人6名が死亡し、数十名が負傷した前日のジェニン市におけるイスラエルの攻撃を非難した。

サウジアラビア外務省は、占領下のパレスチナ領土におけるイスラエルの活動激化を糾弾、非難する声明を発表した。

サウジアラビアは、犠牲者の家族とパレスチナ政府および国民に心からの哀悼の意を表明し、負傷者がいち早く回復することを願うと述べた。

イスラエルの占領軍が行う重大な侵略行為をサウジアラビアは断固として拒絶すると、外務省は改めて断言した。

AP通信の報道によると、イスラエル軍の部隊がヨルダン川西岸地区北部の難民キャンプを襲撃し、パレスチナ保健当局の情報では15歳の少年を含む6人のパレスチナ人が死亡し、90名以上が負傷したという。

AP通信は当初、パレスチナ人5名が死亡したと伝えたが、48歳のアムジャド・アブ・ジャアス氏が銃撃戦の際の負傷により死亡したため、死者数が増えた。イスラエル兵8名が負傷し、12名のパレスチナ人が重体となった。

先月サウジアラビアは、エルサレムのアル・アクサモスクへの急襲を非難し、パレスチナの人々に対するサウジアラビアの揺るぎない姿勢を改めて表明した。

15日には、数千人のユダヤ人民族主義者がエルサレム旧市街のパレスチナ人地区にある大通りを行進し、一部の人々は「アラブ人に死を」などといったスローガンを繰り返した。

イスラム協力機構（OIC）と湾岸協力理事会（GCC）は、パレスチナ人の独立国家樹立への支持を繰り返し表明している。

サウジアラビア外相は、2月のミュンヘン安全保障会議での「中東諸国の戦略地政学的役割」に関するパネルディスカッションの中で、パレスチナ問題に対する自国の姿勢について語った。

ファイサル・ビン・ファルハーン王子は次のように述べている。「我々には、平和への道筋を探る道義的責任がある。なぜなら、我々が平和への道筋を見つけられなかった場合にパレスチナとイスラエルの両方に訪れる苦難は筆舌に尽くし難いものだからだ」

「それゆえ、我々はできることをやっていく。道筋を探り出すために、可能な限りどんな相手にも働きかける」